理系女子大生コミュニティ凛 official blog

理系女子の普段をゆる〜く紹介中。。

企業取材 株式会社資生堂

 

こんにちは、お久しぶりなってしまいました。

9期のあゆみです。

 

夏休みも終わり、新しい学期が始まりましたね。

皆さんはどのような夏休みを過ごしましたか?

 

私は野球漬けの夏休みになりました!

8月に神宮球場に三日間連続で足を運び、大好きなカープの応援をしてきました。

このときの試合は3連勝し、リーグ戦の優勝を期待していました。

そしてこの間、球団初のリーグ3連覇をすることができ、最高の気分です。

 

さて、3年生の私はインターンシップにも参加してきました。

インターンシップを通じ、企業さんのいろんな姿を覗けた気がします。

いい意味でも、悪い意味でも思っていたことと違うことは多々あります。

就活を前にたくさんの企業さんを見てみるのは大切だと思いました。

 

そこで、凛が夏休みを利用して企業取材に尋ねた、資生堂さんについて紹介していこうと思います。

 

私たちがお邪魔させていただいたのは、資生堂リサーチセンターですが、

実は2019年に横浜・みなとみらいに新しい研究所「グローバルイノベーションセンター」が誕生します。

 

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移転で忙しい中、取材をさせていただきました。

本当にありがとうございます。

 

今回は、齊藤さん、柿澤さん、大沢さんの3名の女性社員さんにインタビューさせていただきました。

 

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Q. 美容業界を選んだ理由は何ですか?

 

齊藤さん…高校生の頃から化粧品業界に行きたいと考えていました。せっかく理系に進むのであれば、専門性を生かした仕事に就きたいと思いました。また、作ったものが目に見え形になる仕事の方が、やりがいがあると感じていました。そこで、興味があることかつ専門性を生かせる仕事は何か?と考えた結果、化粧品メーカーの研究開発職を考え選びました。

 

柿澤さん…私は、身近な商品を扱っている会社がいいと思っていました。また、中学生の頃から化粧品に興味がありました。さらに、化学が好きで自然現象が化学で説明できることが楽しいと思っていました。

 

大沢さん…就活直前まで、やりたいことが見つかりませんでした。ですが、就活していく上で、自分が興味のないことだと気が進まない性格だったので、長く仕事を続けるためにも、興味がある業界を選びました。

 

Q. 今やっているお仕事について、また、やりがいについて聞かせてください。

 

齊藤さん…化粧品中身を作る人です。マーケティング部門から降りてきたイメージに合わせ、原料を考え、組み合わせ、商品を作っています。また、我々研究者からアイディアを提案することもあります。日々の生活の中で見つけた、新しいアイディアや研究結果をマーケティング部門にもっていきます。やりがいはやはり、 自分が担当した商品をお客さまが喜んで使って下さることでしょうか。作ったものが市場に出るので売り上げや評価がわかりやすいです。ランキングサイトで上位にランクインしていたりするとモチベーションになります。また、自分が開発していることを知らない友達が、自分の開発した商品を褒めてくれると、やっぱりうれしいです。

 

柿澤さん…私は、スキンケアの際の人の手の動き、力加減などをデータ化しています。具体的な例を挙げると、一般のお客様がビューティーコンサルタントにスキンケア動作を教わる前後での動きの変化をデータ化する等です。また、髪の毛のキューティクルの形状の違いによる触り心地の違いなど、どういうものをどのような動作で触った時に人がどう感じるか研究しています。商品開発担当者と違い、お客様にどのように寄与したかわかりにくい業務ではありますが、研究結果が商品の情報に使用されることを通して、お客さまに商品の良さをより実感していただくことに貢献できたとき、嬉しさを感じます。また、新商品が発売される際には用いた新しい技術を合わせて発表することが多く、基礎研究の結果を学会発表し、社外に直接発信できるというのもやりがいがあります。

 

大沢さん…去年までは、量産化を考える部署にいました。いわゆる、プロセスを考える部署です。生産量が多いものは機械で作ることがほとんどですが、人の手で作っている商品もたくさんあります。商品を作っていくなかで、「なにを、どの順番で、どうやって、温度はいくらで」など良いものをより良いプロセスで生産することを考えていました。また、根本的に別の方法で作れないのか?という、新しい技術についても考えていました。その部署では、イノベーションを生み出すことがやりがいでした。現在は原料をどのように調達するかの戦略を考える部署にいます。今年配属されたばかりでわからないこともまだまだありますが、縁の下の力持ち的存在としてのやりがいを感じます。

 

Q.  化粧品会社で働いているということで、外観について普段から気を付けていることはなにかありますか?

 

齊藤さん…大学生時代から化粧に興味はありましたが、してはいませんでした。入社してから化粧をするようになり、改めて化粧品に興味が湧くようになりました。流行の把握という意味では仕事としてでもありますが、雑誌、SNS、HPなどから情報収集しています。

 

柿澤さん…スキンケアです。育児と仕事でなかなか時間をかけることができません。しかし、忙しさにかまけてスキンケアを怠っていると、あとで後悔するかもと先輩に言われたので頑張っています。

 

大沢さん…私は、身だしなみですね。今の部署は国内外の会社と取引を行います。そのため、会社代表として取引先に会うことになり、格好、言葉遣いを含め、身だしなみ全般に気を付けます。

 

Q. お仕事とプライベート、家庭の両立に関してお伺いしてもよろしいでしょうか?

 

大沢さん…それに関しては制度がしっかりしています。子どもが小学校3年生まで1日最大2時間育児時間が取れます。前の部署にいたころは、職場が家から遠かったため、帰りに1時間半とっていました。今は帰りに1時間とっています。職場結婚で、旦那さんも育休を取りました。また、長期休暇が長く、夏、冬あるものいいですね。

 

柿澤さん…大沢さんがおっしゃったように、制度はしっかりしています。その分、目標に対して、どこまで達成しているかが大切になります。休んだら、その分を残った時間でカバーします。休んだ時間、働いた時間ではなく、なにができたかが評価対象になります。

 

齊藤さん…ここでは、結婚や出産を機に辞める人はほとんどいません。また客観的にみて、男性社員の育児への協力体制、理解度も素晴らしいと思います。時間の融通が利きやすく、周囲の理解が大きいのが働きやすさにつながっているように感じます。

 

Q. 最後になりますが、学生時代にやってよかったこと、またやっておいた方がいいことはなんですか?

 

齊藤さん…大学時代の友達を大切にすることです。学生時代の友達は、様々な苦楽を共にして相互に理解し合えている、心を許せる存在です。また、さまざまな領域で活躍している友達と再開し、近況報告し合うと刺激を受け、元気をもらえます。

 

柿澤さん…趣味をたくさん作ることですかね?社会人になると、自由な時間は少なくなります。学生時代にいろんな趣味を作ることで、勉強になりますし、趣味から派生したことが社会人になってから仕事に活かせることもあります。

 

大沢さん…海外旅行にたくさん行くことです。化粧品もですが、海外が先端のものが多くあります。知見を広げるためにもいろんな世界を見るべきです。海外旅行にも繋がりますが、英語の勉強はした方がいいです。しっかり勉強しなければならないというよりは、拒否反応をなくしてください。語学ならなんでもいいと思います。

 

沢山の質問に答えていただき、ありがとうございます。

 

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2時間という短い時間でしたが、とても濃い時間を過ごさせていただきました。

 

資生堂さんで働いている方は、みなさん生き生きとしていらっしゃいました。

また、流行に敏感で、常に新しいものを開発しようと上を向いていました。

 

「やりたいこと、興味のあることを仕事にする」

 

これが何より大切だと思いました。

自分の長い人生の大半を占める、仕事。

今回お話させていただいた先輩理系女子のようになれるように、いろいろな会社を見て比べて自分に合った職種を見つけていきたいと思いました。

 

今後もまだまだ企業取材する予定です!

是非チェックしてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。