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企業取材 住友電気工業株式会社 〜見学編〜

みなさん、こんにちは(^ ^)
10期のゆりかです!

前回に引き続き、10月2日に住友電気工業株式会社の横浜製作所にて行われた企業訪問についてレポートします。

企業訪問では、社員の方へのインタビューと、工場、食堂および託児所見学をさせていただきました!

前回の記事では、インタビューを中心にお届けしましたが、今回の記事では、見学編として住友電工さんの工場、食堂および託児所の様子をお届けします!


工場
金子さんの所属している、伝送デバイス研究所に関する工場を見学させていただきました!
この工場では、光通信と無線通信に使われるデバイスを製造しています。具体的には、光通信向けには、電気信号⇔光信号の変換を行うデバイス、無線通信向けには、遠くまで電波を発するのに必要なデバイスを製造しています。

実際の製品は、小指の爪ほどのサイズの小さな箱のようなものでした。これらのデバイスの製造では、まず、平坦な基板に細かい金属を配線したり、所望の形状に加工します。

このようにすることで、電気の通り道をつくることができます。そして、これらの特性を評価し、一定の品質基準をクリアすると、組立工程に流します。組立工程では、手作業・自動化どちらもありますが、組立の再現性が取れるように、組み立てやすさも考慮して製品を設計されています。常にお客様に製品を提供するうえで、再現性があることが重要とのことでした。

製造過程でデバイスにゴミが付着すると、製品の特性悪化を引き起こします。そのため、空気中に不純物のない状態で作業を行うことが重要であると伺いました。実際に工場内の様子を見てみると、人の体からゴミが出ないようにするため、作業者の方は、目の部分以外の全身が覆われるクリーン服を着用されていました。化粧もしてはいけないそうです!さらに、工場の外からゴミが入らないように、工場の中の気圧が外よりも高くなっていて、部屋の中から外に空気が流れるような設計になっており、随所の工夫が感じられました。

 


今は自動運転やAIの技術の発展に伴って、データを扱う量が増えていて、伝送するスピードの速さも求められています。海外との争いでは、コスト面に重きがおかれています。競合製品が出る前に、いかに早く売って利益を生むかが重要とのお話でした。


工学系の工場は、真っ黒に汚れた作業服を着ている人が沢山いるものと想像していたので、徹底的にゴミを入れない整理・整頓・清掃の工夫がされていて驚きました。
また、出来上がる製品はとても小さいのに、それをつくる機械の大きさと量にも驚きました。
情報通信機器を作るのには、細心の注意が必要であり、技術者の皆さんの努力の結果、質の良い製品がつくり出されていることがわかりました!


食堂
次は食堂です!
食堂の建物を入るとすぐに、その日の献立が映し出されているモニターがありました。
おかずだけだと値段は300~400円程度で、季節ごとに特有のメニューがあるそうです。メニューはホームページからでもチェックできるそうです。

今はヘルシーメニューも展開されていて、ローカロリーな料理が多いようです。
とんかつ屋さんの新宿さぼてんさんのメニューもあり、さぼてんさんの料理は、よく行列ができているそうです。また、ベーグルなどのパン系の料理や毎日違う種類のカレーも出るそうです。特にカツカレーが人気で、こちらにも行列ができるそうです。

席は大体1400席くらいで、とても広く、見晴らしも良かったです!
働く人のほとんどはこの食堂でお昼ご飯を食べているそうです。



託児所
園長の清水さんに案内していただきました!

私達が見学に行った際は、子供たちはおやつを食べ終えていて、合同保育が始まっているところでした。
園児は、職員の方に絵本を読んでもらっている最中だったのですが、私たちが部屋に入ると、子供たちは元気に挨拶してくれてとても可愛かったです(^^) 

この託児所では、普段は年齢ごとにクラスを分けて保育をしているそうです。
クラス編成は、
4,5歳のクラスは7名
2,3歳のクラスは11名
0,1歳のクラスは7名 
となっているそうです。
0,1歳のクラスでは、感染症などを予防するために他のクラスとは扉で分かれていました。また、怪我の防止のため、このクラスでは部屋の中にサークルがつくられており、それぞれのサークル内で一人ずつ子供を遊ばせているそうです。ミルクを作る調乳台もありました。

玄関にはレプリカではなく、本物の給食と、3時のおやつが飾ってありました。

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また、その日に行った活動がクラスごとに書いてあるボードが設置されていました。
この託児所では、月毎に園児の活動の写真が入ったDVDをつくり、希望する保護者の方にDVDの貸し出しも行っているそうです。個人ノートもあり、その日のお子さんの様子を共有しているそうです。

こちらの託児所は、想像していたよりもきれいで広く、保育士さんの人数も多くて設備が充実していました。子供を安心して預けられる環境が会社の敷地内にあることは働くママさんパパさんにとって、とても心強いのではないかと感じました。

 

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お忙しい中、企業訪問にご協力していただいた住友電工の皆さんに、この場を借りて御礼申し上げます。

皆様のお陰で、大変充実した時間を過ごすことが出来ました!

 

今回の企業訪問を通して、住友電工さんは他の業種と比べ、女性社員が少ないにもかかわらず、女性社員の方々が働きやすい職場であると強く感じました。

女性社員のお二人も、仕事にプライベートにと充実しているご様子で、女性社員ひとりひとりが輝ける環境が整っていると感じました。

 

企業取材に伺う前の技術職のイメージは、昼夜を問わず研究所で実験を繰り返し、まわりは男の人だらけといったようなものでしたが、今回取材をさせていただいたお二人は、自分の研究に打ち込みながらも、柔軟で、女性らしさを感じました。

私が抱いていたようなイメージを持っている方は、世間には沢山いるのではないでしょうか?

この記事を通して、皆さんのイメージが少しでも変わっていれば幸いです。

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!