イグアナの適応力
こんばんは、あがたです[emoji:i-179]
今日はほんっっっとに寒くて10月とは思えない気候でしたね
なので今回は暖かい場所に生息する生物のお話を^^
みなさん、ガラパゴス諸島には3種類のイグアナがいるのを知っていますか?
一つ目は、ウミイグアナ
ウミイグアナは海岸の岩場に住み、その四肢には水かきと爪が発達しています。
その爪を使って潮の流れに流されなように岩にしがみつき安定した姿勢で海藻を食べます。
また、息継ぎなしで1時間以上も海に潜っていられるのです[emoji:i-84]
体の色は黒色をしています。
二つ目は、リクイグアナ
リクイグアナは陸上に住み、サボテンを食べます。
しかし、ウミイグアナと違って鋭い爪を持っていないので、自然に落ちてくるサボテンしか食べることができません。
体の色は明るい茶色をしています。
そして、三つ目は、ウミイグアナとリクイグアナの中間体であるハイブリットイグアナです
ウミイグアナとリクイグアナは別の種類なので本来は同じ種同士で交配をするのですが、あることがきっかけでハイブリットイグアナが誕生したのです。
そのきっかけとは、1979~1980年に起きたエルニーニョ現象です。
このエルニーニョ現象によりガラパゴス諸島の海水温度が20℃から30℃に上がり、海藻類がほとんど全滅してしまったのです。
その結果ウミイグアナの半数以上が死滅してしまいました。
そのため、ウミイグアナは食料を求め、陸に進出し、サボテンを食べ始めたのです。
そして、ウミイグアナの雄がリクイグアナの雄を追い払い、雌のリクイグアナとの交配によってハイブリットイグアナが生まれたのです。
では、ハイブリットイグアナの形質はと言うと、爪は鋭く、体の色は黒色をしています。サボテンと海藻の両方を食べ、サボテンにおいては落ちるのを待つことなく、鋭い爪を使って木に登り、自分でサボテンを食べることができるのです。
なので、ハイブリットイグアナはこれから気候変動によって食料の不足や不作が起こったとしても生き延びられる雑種と考えられているのです[emoji:i-189]
また、このハイブリットイグアナはダーウィンが提唱した進化論の確立の例として挙げられています。
イグアナの環境への適応力はすごいですね!こうやって生物は適応変化していったんだなあとしみじみ感じました[emoji:i-228]
ではではみなさん夜は特に寒いので風邪にお気をつけください[emoji:i-184]