科学誌「Newton」編集長にインタビュー
こんばんは。
カフェめぐりとカメラに没頭中の瑠奈です。
今日は株式会社「ニュートンプレス」編集長・水谷仁さんにお会いしてきました(。・ω・。)ノ
水谷さんは、大学院から慕っていた前編集長・故 竹内均先生の跡を継いで
ニュートンプレス社へいらしたそうです。
それまでは研究者として惑星の起源の研究等をしていて、
なんと「はやぶさ」や「かぐや」など惑星探査機の提唱者だとか!
ニュートンは、小学生からお年寄りの方まで、どんな人にも読みやすい科学誌。
「科学は人間の営み、生活の一部です。
科学者の天才的営みではなく、人間的な努力によるものだと知ってほしいです。」
これがニュートン編集の軸だという水谷さん。
科学がいかに役立っているかを一般の人に知ってもらうため、
わかりやすく書くことを一番に考えているそうです。
ニュートンプレス社について伺ったところ、
総勢約25名、そのうち取材・記事担当が10名。
さらにそのうち女性は3名+1名産休、また2名は文系学部出身。
イラストレーターのうち3名は女性で、繊細な描写を得意とする日本画専門の方ばかり。
という意外な事実が発覚!
労働体系がフレックス制、産休は1年、ということで、
男女の差がなく働くことのできる場であるようです。
科学の面白さ・感動を味わったことがある人、文章を書くのが好きな人であることが
ニュートンの編集者になる秘訣。
理系の知識がなくても、科学者の話を聞いて理解できれば大丈夫だそうです。
「取材や記事のためにはある程度の勉強が必要だけれども、
その一方で『知らない』状態を覚えていないとわかりやすい記事は書けない。」
自分の子供のころの感覚や苦労した時のことを記憶していることが大切、
ともおっしゃっていました。
逆にニュートンを読む人に抱く思いについては、
「あらゆるものは、科学を知らなければ判断できないことばかりです。
世の中を変えていく良い社会人になるために、良い人生を送るために、あるいは将来の良い科学者を育てるために、
科学知識を増やしてほしい。」
とお考えでした。
「ニュートンは、世界中の科学誌どれをとっても勝るものがないほど価値があると思います。
家族みんなで読んだり、読んだことを人に伝えたりして、科学が広まれば。」
お話から、ニュートン誌に対する希望や科学に対する情熱を受け取ることができました。
未来の世代を担う学生に求めることを尋ねると、
「それぞれがもつ目標を追求することが大事。そしてそれを楽しくやること。
納得できれば何事も楽しくなってきます。そうすれば道は開けます。」
とお話しくださいました。
「私は学部時代ほとんど勉強しなかったことを後悔しています。
いつか後悔しないよう勉強してください。」
水谷さん、そしてニュートンプレス社という職場、
どちらもすごく魅力的で、ここで働きたい!と思うほどした。
最後にニュートンの表紙が赤い理由を伺ってみると…
「ニュートンのリンゴ(重力のお話)」の赤
だそうです!!
貴重なお話、本当にありがとうございました。
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