株式会社エクスビジョン訪問!!
おはようございます!
寛子です+゜
先日、株式会社エクスビジョンにお邪魔させていただきました!!
私達のインタビューに答えてくださったのは
技術担当の田畑友啓さんです。
株式会社エクスビジョンは、2009年1月に設立された大学ベンチャー企業です
東京大学情報理工学系研究科 石川小室研究室で開発された
高速画像処理技術並びにその応用技術の移転を進め
本格的な事業を展開することを目指していらっしゃいます
田畑さんは、大学4年間のあとに修士、博士と進み、
その後アメリカに行ってポスドクやベンチャー企業3社での経験を経て、
日本に帰ってきてからは、産学連携本部で企業との共同研究の支援などをし、
そこからは企業立ち上げを見据えて総合研究機構の兼務可能なポストにうつり、
現在のように企業で活躍していらっしゃいます。
将来像を見据えた上でこのような進路を選択したというよりも
その時に興味を持ったところや、流れで進んだという感じで、
知りたい!やりたい!というような原動力で進んでこられたそうです。
海外だから、分からないから、という理由で道を閉ざすということをせず、
自ら色々な経験をすることはとても重要なことで、
海外でベンチャー企業では、まだやっていないことを日々レポートにして出さなければならなかったため、
そういう環境にいたからこそアウトプットすることも身についたと思うので、
自分にプラスになる経験となったので良かったとおっしゃっていました*
ベンチャー企業だと、解決すべき問題がたくさん転がっていて、
人にはできないアプローチでそれを解決するので、
そういう意味で、問題解決をすることが職業であるポスドクは
ベンチャーでは活躍できる人材ではないかとおっしゃっていました
研究する点では研究もベンチャーも変わらないかもしれませんが、
そのインターフェースの役割を果たすのがベンチャーの役割なので、
営業などに特化した人材など様々な人材も活躍できるそうです。
現在行っている高速画像処理システムの研究成果の中でも最も実用化に近かった研究が
顕微鏡トラッキングシステムという、
対象物を高速で追いかけて観測することができる顕微鏡だそうで、
CMOSカメラを使い、産業で使いやすい形での処理系を開発したこの顕微鏡トラッキングシステムでは、
1秒間に1000枚撮ることが可能なため
トラッキングが比較的楽にできます。
実際にホヤの精子をこの顕微鏡で観察し、走行性も研究しているそうです。
ホヤの精子は、頭の大きさが2ミクロンくらいなのに対し、
1秒間に体長の約50倍もの距離を進むそうなのですが、
それでも、1秒間に1000枚撮ることが出来るトラッキングシステムなら
この速さで動いても追いかけることが可能なそうです。
とりあえず今このシステムは研究用途として使われていますが、
長期的ビジョンでは不妊治療などに役立てられれば良いとおっしゃっていました
また、1人会社として産業創出ネットワークもやっていらっしゃるそうで、
ベンチャー企業を手伝ったり自分で事業をやってみたりしながら、
これからは自分の強み(問題解決能力など)を社会にアウトプットして行きたいとおっしゃっていました!
最後に、理系女子大生にひとことお願いすると、
小さい企業だと、男性・女性の違いは感じないし関係ない。
自分たちで別に再開発をする必要は必ずしもはないと思うので、
いろんな人のやり方を知ってもらえればいいなと思います。
とおっしゃっていました!!
社会を広げ、いろんなことを知るのが重要なのだなと改めて実感しました
田畑さん、本当にありがとうございました!
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