企業取材!【日本製粉さんへ行ってきました!】
こんにちは!
季節がガラッと変わりましたが体調などは崩していませんか?
私は後期の授業が先週からスタートして毎日がんばって登校してます!
先日スタッフの木津・井出・松永の3人で神奈川県の厚木にある
日本製粉の中央研究所と加工技術研究所に取材に伺ってきました。
日本製粉は、皆さんもスーパーなどでよく見かける“オーマイ”シリーズを手掛ける製粉会社です。
現在は、製粉事業のみならず、食品事業やヘルスケア、ペットケアなど扱う事業は多岐にわたっています。
今回は、中央研究所の所長の落合さんと加工技術研究所の所長の鹿島さんに
それぞれの研究所を案内していただきました!
まずは中央研究所へ…
ここではできあがった商品の成分分析や安全性を確認する部屋のみならず、大学で行っているような基礎研究を行う部屋もあり、様々な研究が行われていました。
蚕のマユの研究も紹介していただきました。
機能性食品などを扱う部屋も見せていただきましたが、
普段私たち学生が実験室で使っている分析機器などもあって、親近感がわきましたよ~
中には女性が半数以上という部屋もあって驚きました!
続いて、加工技術研究所へ。
先ほどの中央研究所とは異なり、
「Ideaを具現化する」ということをテーマに商品開発を行う場所、とのことでした。
ここでは、様々な商品開発の現場を見せていただきました!
中には皆さんのよくお店で見かける商品の開発現場まで…!
究所全体がいい匂いがして幸せな時を過ごすことができました。
中でも面白かったのは、乾麺の開発現場。
含まれるアルカリの濃度の違いによって色を変えるという技術を使った3種の乾麺を見ることができました。
社員の方のideaによって商品開発が行われていて、チキンの試食もさせていただきました。
おいしかったです★
鹿島さんにこれからの目標をお聞きすることができました。
“メーカーでしかできない研究開発って何?が課題です。
現状はお客様からの要望をお受けして開発をする仕事が多くなってきています。自分たちのideaから生まれる商品開発を増やしていきたい。”
メーカーならではのお話をお聞きすることができたように感じました[emoji:i-194]
研究所の見学の後は、日粉さんの商品を試食しながら
女性社員の方を囲んで座談会を開いていただきました♪
まずは気になる女性を取り巻く環境からお聞きしました。
伺った加工研究所の中には35名中15名ほどでは従業員の半数が女性社員の方がいらっしゃるそうだとか!
“次世代支援企業に指定されて、以前に増して働く女性をサポートするシステムがしっかりしましたね。
育休制度もしっかりとしていて、復帰後に勤務体系が選べる環境にあります。”
「男性と同じ立場で仕事できますか?」
“基本的には出来ます。
勿論、男性女性で向き不向きがありますから、まったく同じというわけにはいきませんが、それがイコール女性不利にはならないと思います。
結婚や出産も壁としてはありますが会社の支援を上手く活用すれば良いし、何より、結婚や出産時の問題は
夫や家族との関係も深く、夫である男性の問題であるとも言えるのではないでしょうか?
現在、当社も女性管理職が増えてきていますし、いずれは部長、役員が生まれるのではないでしょうか。”
話題は徐々に開発の方向へ…
「開発に女性目線を意識することはありますか?」
“いかにキッチンで楽に使うか”とか“どうやったら手間を省くか”などは意識するなと思いますね。あと、甘いものなどの開発の時は職場の同僚の女性の意見を聞くこともあいますね。
「具体的にどんなお仕事をされているか教えてください!」
“ペットフードの開発をしています。”
“冷凍パスタのソースの開発をしています。”
“揚げ物の衣の開発を担当しています。”
“ベーカリーの担当をしています。”
“冷凍技術開発をしています。”
みなさんチームに分かれて様々なお仕事をされていらっしゃいました。
「食品開発ってどういう過程で進むのですか?」
“お客様から依頼が来てお客様のご要望、営業からの依頼、私たちのアイデア、それを理論的、技術的、経験によって具現化します。”
「どんな時にお仕事が楽しいですか?」
“自分が開発に扱った商品が、店頭に並んだのを見たときですね。思わず買っちゃいます!!誇りのようなものを感じることもあります。”
最後に先輩理系女子からの私たち学生へのメッセージを聞かせていただきました。
“学生時代にしかできないことを精いっぱい楽しんで!”
“専門を活かしたいなら大学に残るしかないかも。好きなことが一つでもあるならそれにひっかる企業の扉をたたいてみて”
“入口はゴールじゃない。あまり深く考えすぎずに、研究も就職も1から取り組む姿勢で臨めば大丈夫!”
最後に皆で写真をパチリ!
みなさん開発のお仕事を存分に楽しんでいられるようで、働く現場の雰囲気もとても楽しそうでした。
食品開発の現場を見せていただくこともでき、大変貴重な時間を過ごすことができました。お忙しい中ありがとうございました!!
凛 スタッフ 松永