送電に関して
こんにちは、あやのです。
地震発生からとうとう2週間が経ちました。
ようやく支援物資が被災者のもとに届き始め、災害用仮設所、ボランティア
派遣がはじまりました(^^)
日本の復興はまだまだこれからですね。
一方で、2週間経っても変わらぬ原子力発電所の不安定さ、電力供給の
不安定さ、行方不明者の数のあまりの多さ。正直とても不安ばかりです。
献血や募金、節電。
それ以外でも理系という学問を専攻している人間として、今自分に何が出来るかいつも
考えています。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
現在私は地元の静岡にいます。
静岡には、中部電力という会社があるのですが、微力ながら東京電力に
協力すべく、送電を行っています。
現在行われている送電について色々と書いていきたいと思います。
長いですが、読んでいただけると幸いです
*周波数変換装置を用いた電力融通
*東清水FCの緊急対策としての変換装置の能力向上
*水力発電所の切り替え作業実施に伴う電力融通
*水力発電所を利用した支援
とありますが、難しい用語ばかりですね
ここで、周波数変換する意味は何なのか?
FCとはいったい何なのか?気になったので調べてみました
そもそも東日本と西日本では電気の周波数が異なります。
ご存知のように東日本は50Hz、
西日本は60Hzです。そのため、どうしても
送電を行うためには周波数を変えなければいけません。
その周波数を変える場所と言うのがFC{Frequency Converter (Frequency Changer)}
であり、全国では静岡県浜松市、長野県朝日村、東清水の3か所にしかないそうです。
この3箇所の容量が合計100万KWで、現在中部電力が最大量送電しています。
ですが、東京電力では1000万KW程度電力が不足する見通しとのことだったので、
この不足量の10分の1しか送電できないという事になりますね
また、送電以外にも電力会社の社員の方々の東北電力や東京電力への派遣、
被災者へ社宅の提供、様々な活動も行っていることを初めて知りました。
このように多くの技術者の方々が頑張っている今、同じ技術者の卵として本当に
気が引き締まる思いがします。
被災者の方々、技術者の方々が無事でありますように。ただただそればかりを
祈る毎日です。