人生120年。【SONY寄附講座レポ がん研究】
こんにちは、かおるです。
今日は、がん医療のお話です。
がんといえば、抗がん剤。
抗がん剤といえば、辛い副作用。
残念ながら、これが「常識」ですよね。
でも、この常識は変わる。
医学の素人ながら、そう確信できました。
今日参加したのは、慶應大学の、
人類・社会の新たなる発展を目指して
第2回 これからの医療と生物学
生物は完全に専門外でちょっぴり心配だった私ですが、
意外に大丈夫。
多少分野が違っても、何となくなら理解できる。
これも、理系の楽しさです。
(これから医学や生物学のようなことを書きますが、まったく素人です。
不勉強故の見苦しい記述があるかもしれません。ご容赦くださいませ。。)
今の抗がん剤研究は相当革新的な状況にあるようです。
今の抗がん剤って、薬の中では最も効かない部類に入るって知ってましたか?
なんと全体の約25%の人にしか効かないとか。(!)
その理由は、抗がん剤の開発方法。
がんというのは「細胞の成長をコントロールできなくなる病気」ですよね。
コントロールできなくなるのは、遺伝子に異常が起きるから。
ならば、がんの薬を作るためにはどうすれば良いか。
異常になってしまった遺伝子が引き起こす現象を制御するような物質を設計すれば良い。
これは、「遺伝子ありき」の開発方法です。
しかし、今の抗がん剤は「遺伝子ありき」で開発されていない。
「化合物ありき」で開発されている。
すなわち、ものすごく簡単に書くと、
がん細胞をとってくる
↓
それに、いろいろな化合物をかけてみる
↓
がん細胞がたくさん死んだものを採用!!
となるんだそう。
この開発方法の何が問題か。
何で効くのかわからない。
そりゃ、副作用も強そうだ、と思いますよね。
この抗がん剤開発が、近年ようやく「遺伝子ありき」に移行しつつあるんだそう。
つまり、抗がん剤開発のアプローチ方法が180°変わるわけです。
がんは、治る病気になるかもしれない。
というか、なる気がする。
というのが実感でした。
本当はもっともっと濃くて興味深いお話が盛りだくさんだったのですが、
ここでは割愛させて頂きます(>_<)
質疑応答でもお話に花が咲いていました。
がんは、日本人の死因トップです。
このがんが克服されたら、日本の平均余命は跳ね上がるでしょう。
がんに限らず、医学の進歩によって人生の長さはどんどん延びていくと思われます。
今日いらした先生方の見解では、
理論的に120歳くらいまでは生きられるようになることが可能だろうとのこと。
人生、120年になるかもしれません。
そのとき、医療はどうあるべきなのでしょうか。
このような問題は、おそらく医療を含むすべての技術が抱えているでしょう。
今日は今後に繋げたいテーマがもりもりでした(´ω`)
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