理系女子大生の日常〜一番しんどくてやりがいのある授業〜
こんにちは!6期スタッフのしほです(∩・ω・∩)
今回は、私が思う一番しんどくてやりがいのある授業を紹介していきます!
大学院の授業はどれも専門性が高くて、とてもやりがいがあるのですが、
今回はその中でも「人間情報論I」という科目についてご紹介します♪
「人間情報論I」では人間の体の仕組みや脳の仕組みを数式で上手に表すことを目的にした授業です。
一番最近の授業では、人間の視覚がどのようになっているのか?
頭の中でどんな風に処理されているのか?について勉強していました。
突然ですが、こちらの画像をご覧ください!
(引用:イリュージョンフォーラム)
上の画像、本当はただの白と黒のグラデーションの画像ですが、
グラデーションの始まりと終わりの一部だけ白と黒がはっきりと見えるところがないでしょうか?
これは、「マッハバンド」という錯覚の一種です。
情報科なのになぜ突然錯覚のお話?と思われた方もいるかもしれません。
先ほどお話しした、人間情報論Iの授業で、出題された課題がこのマッハバンドを用いた課題でした( ・ V ・ )
「(問 ) 人間の視覚に関するモデルを用いてマッハバンドを説明しなさい。」
まず、人間の視覚に関するモデルというのは、人間の視覚が視覚刺激を受けた時にどのように反応するかを表した
モデル式のことで、プログラムで下記のように書きます。
これをグラフで書いてみるとこんな感じです!
一方、先ほど提示した灰色と黒のグラデーション画像を
グラフで書くと以下のようになります。
画面の左側が明るく、途中でグラデーションで暗くなっていき、最後に右側は暗いという様子をグラフで表しています。
これで2つの関数が完成しました!
これらの関数の関係性を調べてグラフ化すると、
人の目で入力信号がどのように見られているかがわかります!
この関数の関係性を調べるために相互相関関数という関数を用いて計算します。
求めてみるとこんな感じです♪
明るさが変わるところで急に値が大きくなり実際よりも白色が強く見えていることがわかります!
また、刺激が終了するあたりでグラフが実際よりも小さくなっていることが見て取れます。
ここが黒いラインのところを表しています。
ざっくりとした説明ですが、以上でマッハバンドの証明終了です!!
ふぅ、長かったです(笑
期末試験や課題でスタッフ全員大忙しですが、
夏のイベントやフリーペーパーも着々と準備中です!!
情報解禁までしばしお待ちください^^
それでは、今回はこのあたりで失礼します、次回の記事もお楽しみに♥