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理系女子大生コミュニティ凛 official blog

理系女子の普段をゆる〜く紹介中。。

研究所訪問

こんにちは!6期のまいかです^^

最近急に夏になりましたね。サンダルデビューが一足どころか二足、三足早いことで有名な私ですが(ただの暑がり)まだサンダルは履いていないですよ。ただそろそろはき始めたくてうずうずしています(笑)

さて今回の記事は某研究所に勤めていらっしゃる女性理事長の方と社員の方々と座談会形式でいろいろお話を伺ってきたときのレポートです。(研究所名とインタビューした方の名前は控えさせていただいております。)

結婚と仕事の両立の仕方実験の苦労等とても興味深いお話が聞けた一日でした。

理事長の方と社員の方々とは別々の時間にお話を伺ったので二つにわけて座談会形式の記事を書かせていただきます。

理事長 K様のお話

*プロフィール*

出身大学で女性で初めて獣医学部を卒業した方。

両親が動物好きで猫が20匹もいる家に住んでいた。動物が好き。

Kさま&スタッフ「本日はよろしくお願いいたします。」

スタッフ「なぜ獣医の道を目指そうと思ったのですか?」

Kさま「高校生の時に馬がきれいと感動したため馬をもっと美しくしたいと思ったのがきっかけです。大学は初め理類全般の学部に入学しました。その後農学部の畜産学科の先生にサラブレッドの改良をしたいと言ったら、もう改良の余地ない(笑)って笑われたんです。それで他の動物が扱える獣医学部の先生の話を聞いて獣医に行こうと思いました。でも当時は馬と牛しか触らせてもらえなかったな。」

スタッフ獣医学部に進学した後は臨床か基礎研究か迷わなかったですか?」

Kさま「基礎研究の方に進みました。感染症(微生物学)動物の研究室に訪問しに行ったらこういわれたんです。『一殺多生の考えが獣医にある。この世界に感染症を持ち込まないために研究をしなきゃいけない』。この言葉に感動し感染症研究室へ進みました。」

スタッフ「卒業した後はどのようなことをされたのですか。」

Kさま「最初は伝染病(予防衛生研究所)の研究所にいきました。当時は百日咳のワクチンができたばかりだったのですが、その副作用がひどかったため、国を挙げての研究だったんです。生ワクチンでなくかつ効き目のある研究が国家検定だったんです。子供が生まれてからは一度子育てのために退職しました。その後どうしようと思っていたとき、今の研究所が丁度人員がほしいということで、応募しました。0、2歳の子供がいたので、日雇用で就職して後に正規雇用になり今に至ります。」

スタッフ「恋愛についてお伺いしてもよろしいでしょうか?」

Kさま「同業者の男性は興味なかった(笑)価値観が同じ人がいいけど、見る角度は違ってほしかったんですよ。自分自身が偏った視点だったので、違う見方ができる人が良かった。夫は全く自分の専攻と関係ない人ですよ。出会って話し合ってそのまま流れで結婚したって感じです(笑)」

スタッフ「理系女子学生に一言お願いします。」

Kさま何があろうと自分ひとりひとりが目的をもって行動していくべきだと思います。私は女性初なんとかっていうのが色々あったけど、やりたいことがあったからここまでこれました。当時は女子が少なすぎてロールモデルなんかいなかったからね。私の生き方が皆さんの参考になれば幸いです。」

スタッフ「ありがとうございました。」

*女性社員座談会(今回は7名の方にお越しいただきました!ありがとうございました)

スタッフ「本日はよろしくお願いします。ます大学生のときに専攻していた分野について教えてください。」

Aさま:「獣医学部寄生虫の研究をしていました。夜に虫を出したりしていたんですよ。寄生虫って肉眼で十分見える大きさのものも多いですよ。」

Bさま:「医学部で臨床検査技師をやっていました。薬剤耐性菌の研究をしていました。」

Cさま:「私も医学部で臨床検査技師をやっていました。大学の時はHIVのウイルスを殺すものを見つけようと研究していました。みつからなかったですけど(笑)」

Dさま:「私は植物関連の研究をしていました。」

Eさま:「学部、大学院ともに免疫学の専攻でした。人化マウスに興味があったんです。」

Fさま:「昨年9月にこの研究所に来ました。大学の間に免疫学に興味を持ち、ポスドクで免疫システムの改善をしていました。今はやりたい仕事ができてとても嬉しいです。」

Gさま:「医学部でしたが病院に行きたくなかったんです。この研究所で行っている内容に似たことを大学でもやり、こちらの分野の方が興味を持ったため、この研究所の就職を決めました。まだ就職して8か月です。」

スタッフ「結婚している方、子育てをしている方はどんな生活を送っていらっしゃいますか。」

Aさま:「最初の一か月ぐらいは忙しすぎて退職して子育てやろうかなと思った。でも自分の時間がないのは子育ても働くも一緒?とおもって仕事続けています。テキパキできるからむしろこっちの方がいい。保育園のお迎えがあるから自分しかできないものは最初にやって、エサやりなど他の人でもできることで時間がない時はごめん!頼む!という感じ。」

Bさま:「私は夫も研究員なので夫婦そろって364日出勤とかなんです。妊娠した時にスタンスが崩れましたね。妊娠期間は仕事を辞めて、上司に子供を産まれてきたら、戻ってこいと言われて戻ってきました。嬉しかったです。でも子育て期間は自分の時間が持てない、日々育児に追われてる、なにかしら仕事がしたい、と思ってました。今まで研究で成果を出せるスキルは身に着けてきたから、実際に活かしたいとずっと思っていましたね。今はAさんと同じようにテキパキ仕事ができるからいいです。」

Cさま:「私は子供を産んで1歳になった時復帰しました。復帰当初臨床検査技師を打ち切られ、事務になったんです。研究は今までずっとやってきたけど、事務員の経験はあまりなかったし、本来の自分の仕事がしたくてたまらなかったのでもやもやしていました。その時丁度上司から解析したい仕事があるから来いと言われて今の仕事についてます。事務員は子供が熱出したら帰っていいよとか言われてたので今考えると楽でした。今は結果を出せないと帰らせてくれないのがちょっと辛い(笑)夫も研究員なのでほぼ家に帰ってこないので子育てにおいてはシングルマザー状態です。子育て辛いときありますよ。でもその時に仕事が丁度気分転換になっていいんですよ。子供が起きる前が自分の時間でこの時間に夜ご飯作ったりとか選択とかしてから出勤しています。」

Dさま:「夫が仕事の関係で帰ってくるのが遅いと2時30分とかなんですよ。私は子育ても全力投球でした。子供の体温のグラフとか作ったり何の薬を与えたとか症状はどんなとか細々メモしたりとか…今考えると凄いなって(笑)しっかり子育てやった派です。会社は一度退職しました。」

A、B、C、Dさま:「両立できない仕事って絶対あると思う。そういうものを自分で見極める必要がある。夫も職業柄大変だとどちらかの祖母祖父がきて面倒見せることも多々あるよ。」

スタッフ「研究所には女子が多いですか?」

全員:「男子ってたまーに手を抜く傾向がある…よね(笑)技術も男子より優れているんじゃないかなって思います。この研究所は女子は比較的多いです。総じて言うと男子がほしいとか女子がほしいとかじゃないです。いかに研究に愛を注げるかだと思いますよ。」

スタッフ「ありがとうございました!」

個人的に子育ての大変さ、しかしその中でどのように過ごしていくかという話がとても印象的でした。また理事長のお話では女性で初めて…という環境にいた時に知らないことも多かったけれどそれを苦労と思わずに自分自身で行動してチャンスを掴みに行く生き方にとても感銘を受けました。人生のんびり生きていてはだめですね。

今回は取材スタッフ全員が専攻している分野そのものかつ多方面からお話を伺うことができ、理事長の方のお話でも座談会でもとても有意義な時間をすごすことができました!

お忙しい中多くの方が取材に応じて下さったこと、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

まいか