ABB株式会社 訪問
こんにちは、そろそろ桜のきれいな季節ですね❀
5期あやかです(◍•ᴗ•◍)
このたびはみきことABB株式会社を取材させていただきました。
この企業様は電力事業とオートメーション事業のふたつを中心とした事業を行っている外資メーカーです。HPはこちら→http://www.abb.co.jp/?siteLanguage=jp
*取材させていただいた社員様*(所属などは2015/3/18取材当時)
(右)中居詩織様
入社1年目。大学に理系で入学しその後文転。入社後はモーター事業部に半年勤め、現在は研修の一環で人事の仕事についていらっしゃいます。
(左)杉辺瑠美子様
入社4年目。大学では化学システムを専攻し、現在はプロセスオートメーション事業部に所属していらっしゃいます。
——学生時代の専攻は現在の仕事にどう活かされていますか。
中居様(以下、中):私は大学で文転したため、専攻はアメリカ文化の家族思想でした。ダイバーシティが重視されている会社ですので異なるカルチャーの考え方に順応しやすいという点で役立っています。
杉辺様(以下、杉):最近の企業採用は専攻をさほど重視していないと思います。機械を扱う会社ですが、学生の時は化学システムを専攻していました。仕事の際は、プラント全体の様子をだいたい把握できていますのでお客様と技術的な話をする際役立っています。様々な専攻出身の人がいることでこれはこの人が詳しい、という感じで円滑に仕事が進められていると思います。
——今の勤務先に決めた理由を教えてください。
中:私は「グローバルに働けること、自己成長できる、社会の支えになる」の3点を軸に企業を探しました。当初は機械メーカーはないな、と思っていたのですが主体的にキャリアを積むことができ、働いている人の目がいきいきとしているところに惹かれて選びました。案外フィーリングを大事にしてもいいと思います。
杉:私は学生の研究生活を通して長い時間がかかる開発研究よりも成果をだすまでのスパンが短いものにやりがいを感じると気づいたため、理系の素養をいかした技術営業職を志望しました。私も初めからここにしようと思っていたわけではなかったのですが社風が自分にあっていると感じて選びました。
——営業で理系の素養がいかされると思う点はどのようなところでしょうか。
杉:営業といってもすでにある商品をひたすら売るセールス、というのではなく工場とクライアントの間に入って両者に納得してもらいつつ製品を納めるのが仕事です。値段や納期の交渉もありますが規格や法律も把握していなくてはなりませんし信頼を得るために技術をわかっていることもとても大事で、幅広い知識を活用して仕事を進めています。自分の知識や経験からよりよい方策を提案できたりすることもあります。
——外資でグローバルであるということのメリットと苦労する点を教えてください。
杉:日本にまだ導入されていないシステムでも外国での実績があってお客様の信頼が得やすいこと、日本の規格と国際規格が違う場合も両方に精通していて対応しやすいことが強みです。困るところは、マニュアルなどが英語のみで書かれていることもあり、日本のお客様が日本語対応を希望されることがあることです。個人的に感じているメリットは、海外工場研修で日本人がひとりという状況を体験できたことで文化の違いを肌で感じ視野が広がったこと、男性でも長期の育児休暇をとるなど許容範囲の広い雰囲気であることです。
中:外国人を含めいろいろな方に会えるのは純粋に楽しいです。時差があったりヨーロッパのバカンス中だったりして海外との連絡がとりづらくなるときは苦労します。
——女性が働くにあたって仕事とどう向き合っていけば良いのかご意見を聞かせてください。
中:最近の人事の仕事の中でされた話なのですが、自分の人生にとって何が大事なのか優先順位を考えて並べてみて、理想と現実のギャップをキャリアの中でいかに埋めていけるのか、が大切だと感じています。女性は仕事だけじゃなくて家庭を大事にしたいし、趣味も大事にしたい…とたくさんのことをしたがる人が多いです。仕事以外の人生も鑑みてどう生きていきたいかを主体的に考えていくことが必要だと思います。
——女性が働きやすい環境とはどのようなものでしょうか。
杉:育児休暇を例にとると制度はあっても活用方法が重要になります。保育所に入れるかわからないなどの不確定要素に柔軟に対応してもらえると働きやすいと感じられると思います。
中:女性が一番不安なのが休みをとれるかではなく休んだ後に活躍できる場所が確保されているのかという点であると思います。例えば完全な年功序列であるために産休育休で1年休むと同期の男性社員に追いつくことはできないようだとフェアじゃないと感じると思います。家族を大切にしたいから休みをしっかりとりたいと考える人も、仕事も大切だから休み中もできる仕事をしつつ早く復帰したい人も、価値観が人ごとに違う中でどちらの価値観も受容するような環境が良いのではないかと考えています。
——最後に、理系女子学生へのアドバイスをお願いします。
中:理系女子に限った話ではないのですが、ひとりひとりにオンリーワンの働き方があると思います。どの企業をとっても悪い会社、というのはないと思います。ただし自分がやりたいこと、自分の生き方に合致しているかは見極めなくてはなりません。就職活動の際には自分の人生を徹底的に見つめて、引っ張られるのではなく自分自身で選ぶように心がけてほしいです。
杉:特に理系女子はたくさんのことをやりたがる人が多くて、研究だけでなくバイトもその他の活動もやろうとして生活スタイルが忙しい印象があります。学生時代にやりたいことを目一杯楽しんでください。そこでの時間マネジメント能力は将来社会人になったときに必ず活きます。
事業についても詳しく説明していただき大変興味深かったです。おもしろかったのでそこも書きたいのですが長くなりすぎるので...(既に長いですねすみません)
自分で主体的にキャリアを考え、いきいきと働いていらっしゃるのがよくわかる素敵なおふたりのお話でした٩꒰。•◡•。꒱۶
杉辺様、中居様ありがとうございました!
5期スタッフはこの3月末をもちまして引退しますので
凛スタッフとして最後の対外的な活動をさせていただきました。
後日5期としてのご挨拶をブログでもさせていただきますが
今までお世話になった全ての方にこの場を借りて感謝いたします。
そして長文を最後まで読んでくださりありがとうございました!
* 5期 あやか *
理系女子大生コミュニティ凛は7期スタッフを募集しています٩( 'ω' )و
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