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株式会社資生堂*蓑田裕美さんインタビュー

こんばんは!さきです(*^^*)

今回は久しぶりの企業取材のインタビュー記事です!

先日さき, きょうこ, あいこ, ひろこ, みやびの5人で

横浜にある資生堂リサーチセンター様にお邪魔しました!

今回は株式会社資生堂 品質評価センター学術室 蓑田裕美さんに話を伺ってきました。

*プロフィール*

蓑田さん

蓑田裕美さん

東京農工大学 農学部応用生物学科卒業

株式会社資生堂で学術広報を担当。国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ。

理系の女性研究者を支援する「資生堂女性研究者サイエンスグラント」の運営も行っている。

●なぜ資生堂という企業を選ばれたのですか?

男女問わず能力のある人を支援してくれるところに惹かれました。

それが入社した後も変わらないことにとても魅力を感じています。

この仕事を通して自分自身で主体性を持つことの大切さを学びました。

●現在されている仕事の内容を教えて下さい。

学術広報を担当しています。

内容としては、理系の視点から商品についての解説を行い、科学的な根拠をわかりやすく伝えるといった、文系と理系の橋渡しをするような仕事をしています。

資生堂は病院を通じてご紹介する敏感肌用の化粧品の開発も行っているため、そのような商品に関してはお医者様にむけて詳しい商品内容の説明をしています。

●就職活動で経験したこと、または何かアドバイスがあれば教えて下さい。

食品や生活商品、出版社などさまざまな企業を受けました。

その際、大学院生時代に立ち上げたサイエンスカフェというボランティアの団体の活動を通じて自分自身の経験や想いを伝えることができました。

必ずしも最初から自分の望む仕事に就ける訳ではないかもしれないですが、経験を通じて得られるものが必ずあると思うので、すぐにそのお仕事が天職かどうかを決めてしまうのはよくないと思います。

●この仕事をしていてよかったと思うことは何ですか?

以前商品開発をしていた頃は、自分が開発した商品がお店に並んでいるのを見るととても感動しました。

商品販売後には、お客様からご感想やご意見といったフィードバックを得られるのでとても参考になります。

また医療機関からの相談に対応する際には、お客様の悩みを解決することでお客様や医療機関から感謝されるととてもやりがいを感じます。

お客様の目線に立って物事を考えることが好きな人には向いている仕事だと思います。

●これからの目標はありますか?

様々な論文などをいかにしてわかりやすく説明するかさらに追究していきたいです。

表現は優しくても内容がきちんと伝わらないのでは本末転倒であり、伝えるべき内容は確固たるものなので、きちんと伝えることが重要だと思います。

説明力は才能、素養ではなく、練習・経験によってのばせると思っています。

●全国の理系女子にアドバイスをお願いします。

学生時代に学ぶべきことは

1. 視点移動 : いろんな角度から物事を考えること

2. 主体性 :自分で学び自分で解決すること

3. 知的ツッコミ力 :情報を鵜呑みにせず批判的にみること

この3つだと思っています。

自分の興味があることや、やってみたいと思ったことはとりあえず挑戦してみるべきだと思います。

その中で優先順位をつけて絞っていくこともいいことでしょう。

このような経験から広がる世界もきっとあるはずです!

“学び続けること、継続的に自分を磨くこと”

が生きていく上で大切なことだと思います。

2蓑田さん

蓑田さんお忙しい中インタビューさせて頂きありがとうございました。

理系と文系を繋ぐ仕事もあるのだということを知り、将来を見つめなおすきっかけとなりました。私も蓑田さんの様に様々な人に必要とされるような素敵な女性になりたいです!

さき