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気象研究所~part.2~

前回は気象研究所の見学について紹介しましたが、今回は

見学させていただいた気象研究所で働かれている女性職員の方へのインタビューを紹介します。

今回は私たちのためにお忙しい中女性研究者5名と気象研究所の企画室で働かれている方

合計6名の方がインタビューにご協力してくださいました。

~お仕事・研究内容の紹介~

大塚さん

予報研究部で天気予報するための数値予報モデルを利用した研究、衛星データの解析などをされているそうです。

森さん

気象研究所内の企画・立案を行う部署で働いています。

小林さん

気候研究部で異常気象について、今は特に2010年の夏の異常気象について研究されているそうです。

村崎さん

天気予報に必要な数値モデルの精度検証をされているそうです。

清野さん

主に都市気象の研究を行っており、ヒートアイランド現象などのモデル解析が観測を再現できるかどうか研究されているそうです。

北畠さん

台風研究部で台風の分布、その変化についての研究を行っているそうです。

気象研究所で勤務されている研究者の方は国家公務員(技官)に属します。

本日お集まりいただいた女性研究者の方々は理学部物理学科、応用物理学科

地球物理学科、気象大学校を卒業されている先輩理系女性です。

気象研究所は働きやすい環境ですか?~

気象研究所で働く方は公務員なので、

休暇や仕事時間が民間に比べてきちんとしているので働きやすい環境ですね。

気象庁に属する他の官署(本庁や地方の気象台など)につながりもあり、

働く環境もとてもよく仕事を続けやすいです!

ただ、異動は多いかもしれません。

しかし考慮はしてもらえることもあるそうです(^-^)

~女性職員の方はどのくらいいらっしゃるのですか?~

気象研究所は総勢174名(所長プラス研究職140名、行政職33名)。

そのうち女性研究者はたったの6名、事務系で働かれている人は6名しかいません。

全体のうち約7パーセントしか女性がいないです。

だから、研究員に関しては今日集まったメンバーがほぼ全員です!

~学生時代に取り組んでいたことについて教えてください~

今回インタビューさせていただいた方々のほとんどが

学生時代には公務員試験や大学院試験の勉強に早くから励んでいらっしゃいました。

ボランティア活動や気象研究所の先生の研究のお手伝いをされていた方もいらっしゃいました(^O^)

~研究職を目指す理系女子へなにかアドバイスをお願いします~

大塚さん

学生時代の勉強と社会に出た時の勉強は違うかもしれないけど、

大学時代に基礎があることが重要

自分の考えを立ち返る時に学生時代に培った本質がぶれないところが大切。

勉強はやっぱり大事です。

森さん

気象庁は女の人にとって働きやすいと思う。

国の方針であったり社会情勢など様々なことに視野を広くむけることが大切です。

小林さん

自分の将来にある程度のベクトルをもっておくことが大切

現状は違っても自分の軸をもってしなやかに生きてほしい。

村崎さん

これしかできなくてこれはいやではなく、自分を狭めないで

継続して、すべてのことが役に立つと思って頑張ってほしい

女性だけではないが再就職は厳しいので、職に就いたらあきらめないで頑張ってほしい。

清野さん

学生の時に勉強したことは将来社会に出たときの基礎になる

バイタリティーが大事。すべてが思い通りになるとは限らないが、体に気をつけて頑張ってほしい。

北畠さん

なにかこれだけは!と自信が持てるものを持ち、

それを自分の軸にしながら配属先の仕事を覚えることで、自分の世界を広げていくとよい。

英語は大切なので磨きがかかるよう勉強した方がいい

今回インタビューさせていただいた方はみんな素敵な方ばかりでした。

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お忙しい中、女性研究員の方がほぼ全員集まってくださり、

とても驚き、そして嬉しかったですo(^▽^)o

訪問したメンバー全員、「この方たちみたいにかっこよく働きたい!」

と帰り道に話していました!

インタビューにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

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