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永遠に腐らない食べ物とは?

こんにちは。瑠奈です^^

大学生は試験まっただ中の人も多いのではないでしょうか…

私もそのひとりです。笑

試験勉強の息抜きにでも、凛Blogを読んでもらえたら嬉しいです。

中学・高校・大学入試受験もいよいよ大詰めですね。

受験生のみなさん、どうか全力尽くしてがんばってください!!

さてここでクエスチョン

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Q. 永遠に腐らない食べ物とは?

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どんな食べ物も、冷蔵冷凍したりあるいは加熱殺菌したりと保存に工夫をしなければ腐ってしまいます。

あらゆる保存方法を駆使しても、いつかは腐ります。

しかし、ほぼ永遠に腐らない食べ物が存在するんです。

それはいったいなんでしょう?

キッチンにあるものをよぉーく思い出してくださいね(^^)

さて、答えは、

ハチミツ!です!

実はハチミツ、ただの砂糖水じゃないんですよ^^

ハチミツは、ミツバチが花の蜜を吸って巣まで運び、巣の中で蓄えられますよね。

ではどうやって運ぶかと言うと、ミツバチの体内に特殊な貯蔵袋があって、そこはなんと吸ったを瞬時に出し入れすることが可能なのです。

しかもこのとき、さらさらの砂糖水だったは消化酵素によってブドウ糖と果糖に分解され、糖分が2倍に!

体内の袋に蓄えられて濃厚とろとろ砂糖水になった花の蜜は、外で働くミツバチから巣の中で働くミツバチへと口移しで渡され、巣の貯蔵庫に入れられます。

そして、巣の中に取り出した後にも秘策が。

なんとなんと、今度は巣中のミツバチがみんなで一斉に、翅をバサバサさせて発熱、さらに熱風を起こし、の水分を蒸発させるんです!

バサバサ、と言いましたが、この振動は正確にはそんなちゃっちなものではなく笑、

その発熱作用の威力は、ミツバチを追いかけて巣に侵入してきた天敵スズメバチをも蒸し殺してしまうほど!

そうしてできたはとうとう糖分80%にもなります。

異常の濃さです!!

この濃度がポイント。

強力な殺菌作用をもたらすからです。

それはなぜでしょう?

これは「青菜に塩」「ナメクジに塩」とかと同じ現象。

水がバランスを保つために持っている”動的平衡”作用。

そう、細菌がハチミツに侵略してきたとき、濃度80%のハチミツと細菌の薄い細胞液とが最近の細胞膜を隔てて接触、すると浸透圧が生まれてしまうのです!

そんなわけでハチミツは細菌の水分をすべて吸い取って最近を脱水死させ、自身の防腐剤として働くのでした。

だからハチミツは昔から傷口に塗ったりされるんですね。

ともあれ、ミツバチの威力にもハチミツの威力にも驚きです!!

そしてハチミツの糖濃度にも驚き!食べ過ぎには気をつけなければですね(> <)

以上、ハチ・ミツ・エトセトラをお送りしました^^

ところで、”動的平衡”ときいてピンときた方、

生命科学エトセトラをもっと知りたい方、

今回のネタの参考文献・『ルリボシカミキリの青』(文藝春秋 刊)

はおすすめですよ♪

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