理系女子大生コミュニティ凛 official blog

理系女子の普段をゆる〜く紹介中。。

日本科学未来館♪

こんにちは♪

磨理です!

最近暑い日が続いていますね><

夏バテに注意ですね!

さて、先日私は凛スタッフ4人で日本科学未来館に行って来ました♪

未来館玄関

みなさんは未来館に足を運んだことはありますか?

未来館「科学がわかる 世界がかわる」をモットーに、

館長は元宇宙飛行士の毛利衛さんです♪

日本未来科学館は展示の仕方が本当に工夫されていて、何時間居ても飽きません。

科学コミュニケーターと呼ばれるスタッフの方が展示の解説をしてくれるので,

すごく面白いです。

科学の楽しさを改めて実感しました。

館内を見学した後、展示開発をしていらっしゃる松山桃世さんにインタビューをさせていただきました!

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松山さん

松山桃世さん

*経歴*

東京大学大学院 理学系研究科 生物化学専攻 博士課程修了

・アメリカ ワシントン大学 医学部 研究員

 独立行政法人 理化学研究所 発生・再生科学総合研究所 研究員/基礎科学特別研究員

 を経て、

 平成22年から日本科学未来館科学コミュニケーター

―理系への進学を決めた経緯を教えてください

 私の父が数学者だったので、もともと理系しか選択肢にありませんでした。小さい頃から虫食い算やパズルが好きで、作ったりもしていましたね。

理系の科目はすべて面白かったので、大学進学時には専門を決められず、入学時に専門を選ばなくて良い大学に進学しました。

―博士課程に進もうと決めた理由は何ですか?

私が専攻していた分子生物学はクリアではない複雑な分野です。複雑だからこそ、選んだ専門なのですが、研究対象として選んだ小さなテーマでさえ、解明するには学部4年から修士までの3年間ではとても足りませんでした。

また、流れに身を任せることは必ずしも良いことだとは思いませんが、研究室の大半の人が博士課程に進学したこと、研究室に素晴らしい女性研究者の方がいて、その方の影響を受けたことも大きいです。

 それに、まだ就職の際に女性であることが足かせになる時代でもあったので、博士課程への進学に迷いはありませんでした。

―科学コミュニケーターになろうと思ったきっかけは何ですか?

 博士課程を卒業した後、アメリカと神戸で数年間ポスドクをしました。神戸でポスドクをしていた時、子供が生まれたのですが、主人は東京で単身赴任をしていました。子供って本当に日々成長するんですよね。子供の成長は生物学的にも面白いんですよ(笑)それを見られないのは主人がかわいそうだと思い、上京することを決めました。

 調度その頃、行政の事業仕分けが問題となっていました。もっと一般の方々に科学・技術研究の重要性や危険性を正しく知ってもらいたい、そのために自分の研究者としての経験が役に立つのではないか、と思い科学コミュニケーターになろうと思いました。

―仕事と子育ての両立は大変じゃないですか?

仕事で遅くなる日は、子供のお迎えを主人に頼んでいます。私が仕事で大変な時は、間違いなく主人に負担がかかっていると思います。子供がいて、仕事をしていると母親が頑張っているように思われがちですが、周りの人の支えが大きいです。母親の周りで支えている人達にもスポットを当ててあげてください。

子供が生まれたからと言って辞めてしまったら、自分の仕事はその程度の価値だったのかと思ってしまいます。だから、これからも仕事は続けていきたいですね。

日本科学未来館のお仕事のやりがいは何ですか?

昨年は、フロアに立って来館者の方々に展示の説明をしていたのですが、説明が上手く伝わると嬉しかったですね。来館者の方が腑に落ちた瞬間に立ち会えることに、とてもやりがいを感じました。

 現在は展示開発の仕事をしているのですが、教科書を解説するだけではなく、対話を重視する未来館ならではの展示を企画するように心がけています。自分が構想した企画が実際に展示されると嬉しいですね。

―今後のビジョンを教えてください

研究者の方々にとっても、来たいと思ってもらえるような科学館にしたいです。

たとえば、サイエンスカフェって誰のために企画されていると思いますか?既存のサイエンスカフェのほとんどは参加者のために企画されていると思うんです。でも、本来ならサイエンスカフェはゲストとして呼ばれた研究者と参加者の双方のために企画されるべきですよね。参加することで、研究者の方も一般の人の意見を聞くことができ、それを研究に生かせる。そんなイベントを企画したいです。

―理系で女性であることのメリットはあると思いますか?

女性と男性の違いよりも、個人個人の違いの方が大きいと思うんです。だから、女性だから、男性だから、といったメリットは無いと思います。

男女での違いを強いて言うと、女性には大手を振って子供を夫に預けていられない、という精神的なプレッシャーはあるかもしれません。

最近は理系女性を応援しようという動きが社会に広がっていて、女性限定の研究助成金などが用意されています。方向性としてはとても良いと思うのですが、逆差別にならないかという心配もあります。就職の際も、女性だから採用されたんだと思われたら嫌ですよね。だから、女性だからではなく能力があるから採用されたんだと自信を持ってアピールできるようにならなければならないと思うんです。これって結構難しいですよね。

―理系女子大生に向けてメッセージをお願いします。

自分は何をしたいのか、自分にとって何が大切なのかをきちんと考えることは重要です。ただ流れに身を任せるのではなく、自分のやりたいことを早く見つけて、それに向かって進んでください。

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松山さん、貴重なお話ありがとうございました。

子育ても仕事もがんばっていて、笑顔がきらきらしている松山さん、

理系女性として憧れます。

夏休みにみなさんも日本科学未来館に足を運んでみてはいかがでしょうか?

日本科学未来館のHPはコチラ

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