*理系女子として生きる*~実験3.理系女子大生に聞け~No.1
こんにちは!千尋です。
新入生企画*理系女子として生きる*~実験3.理系女子大生に聞け~の第1回です。
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プロフィール
飯田さん
静岡県出身
―今の学科を選んだきっかけについて教えて下さい
小さい頃から星が好きで、高校生の時から航空宇宙に興味を持ち始めました。
高校2年生の冬にKEKの1泊2日のプログラムに参加し、全国の高校生と一緒に素粒子や物理について勉強して発表しました。その体験を通じて、星が好きという小さい頃からの想いが、宇宙について勉強したいという目標につながったのです。
―大学ではどのような勉強をされているのですか?
1年生の時は数学、物理、情報について幅広く学びました。
2年生になった今は、材料力学などの力学を中心に学んでいます。例えば、御巣鷹山で飛行機の墜落事故がありましたが、その際にどの材料にどのような欠陥があったのか、など、機械について材料という視点から考える勉強をしています。
そのほかに、数学、回路、電気、プログラミングなどを学んでいます。英語の学習にも力を入れています。
―学部卒業後はどういった方向に進まれますか?
大学院への進学を考えていますが、現在は海外へ行くことや、早稲田以外の日本の大学院へ行くことも検討しています。
「独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 JAXA」への就職を目指しています。又は企業への就職です。一人で研究室のこもるよりもグループで作業する方が好きなので、研究職に就くよりも技術者になりたいと考えています。
―学生団体での活動について教えて下さい。4つの団体に所属されていたと伺いましたが、どのような経験をされ、どのようなことを学びましたか?
・理系女子コミュニティ凛
1年生の5月に、この団体に入り、早々に大きなイベントを担当することになりました。大学に入学したばかりの頃の何も分からない時期だったために辛いことも沢山ありましたが、凛の素敵な仲間や先輩が一緒だったので頑張ることができました。
社会人とのつながりを持つことができ、普通の大学生と違う経験をすることができるこの団体に魅力を感じ、現在でも続けています。
・NPOでの活動
2年生の4月末から1か月ほどはLearning for all という、子供たちに平等な教育の機会を与えるというコンセプトのNPOで活動していました。
凛と異なり大きい団体で、40~50人ほどの人を動かす大変さを学びました。
自分とまったく異なった環境に囲まれた方ばかりで、皆意識が高く、自分ももっと頑張ろうと思える団体でした。留学経験のある人が多い、世界に出ることが普通という環境で、私が海外の大学院進学を考えている理由もここでの経験にあります。
・早稲田大学の理工展連絡会
大学では、文化祭を運営する団体に所属しています。私の得意とするチームでの作業であり、良い仲間に出会うことができました。
・iSpaceという団体
月に2回ほど、東大の人たちと宇宙についての勉強会を開いています。
早稲田大学は宇宙系にあまり強くなく、学科での勉強が将来やりたいことと違うと感じたため、宇宙系に強い東大の勉強会に参加することにしました。ここは専門が宇宙の学生というより、自分の勉強を宇宙とつなげることを目的とする人が多いですが、レベルの高い人が集まる真面目な勉強会です。
―最後に、理系女子に対して何か一言お願いします。
理系は学科の勉強や研究室等、比較的閉鎖的な環境にいるため、どうしても広い視野を持つということは難しいと感じます。
そんな忙しい毎日の中でも、様々な活動に参加したり、時には思いっきり遊んだりして、広い視野を持ったら素敵なのではないでしょうか!
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日々の課題や勉強だけでも大変な理系女子。
そんな中で、多くの団体に所属し、充実した日々を送っている飯田さん。
学生団体での様々な経験が自分の視野を広げ、時には辛い経験が、人を強くしてくれる。
取材を通じてそう感じました。
私ももっと色々なことに挑戦し、視野を広げていきたいと思います。
お忙しい中、ありがとうございました。
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