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東京農工大学☆村上義彦先生

こんにちは、ちづるです。

昨日、東京農工大学の村上義彦准教授にインタビューさせていただきました。

現在、村上先生の研究室では「次世代の医療に貢献するような

新しいバイオマテリアル(生体材料or医用材料)を開発すること」をテーマに研究が行われています。

学部生でも修士生でも進学か就職で悩む人も多いですが、

村上先生も博士課程に進むかどうか悩んだそうです

博士課程に進むと研究職という道にほとんど限られてしまいますが、

研究をするには体力が必要で、若いときしかできないだろうと思ったため、研究者の道を選んだとのこと

実際、研究者になって、昔の教科書を見てみるとこの立場になってわかるわけことも多いそうです。

学生時代に1日にもう少しずつでも勉強しとけば今楽だったのにって思いはあるそうですが、

学生の時楽しかった方が良かったのか、今楽な方が良いのか

どちらが良かったのかわからないともおっしゃっていました。

農工大

続いて、小さい娘さんのいる村上先生に仕事と育児の両立についてお話をうかがってみました。

子育てに関わろうとすると仕事の力は減り、仕事ばかりやると子育てには関われないとのこと。

赤ちゃんがまず求めるのは母親、だからどうしても母親の負担は大きくなる。

だからこそ、横で奥さんが世話してるのに自分は仕事ばかりするわけにはいかないとのお言葉がっ

両立は大変だけど、慣れてくるとわかる部分が多く、

子育てマニュアルからわかったことだそうですが、

子供が言うことを聞いてくれないときはまず子供の意見を認めて、自分でどうしたいのか言わせるそうです。

親の代案はしてくれないそうですが、自分で言ったことはしてくれるそうです

また、これは研究室を運営するときも同じことが言えるそうで、学生さんがやった結果はまず認めるとのこと。

勝手にやった実験でも、条件間違った実験でもまず認めて、どうして失敗したかなど、次はどうするべきか意見を求めたり。

大人が心地よく思うことって子供も一緒。2,3歳は言葉が不完全。

それはハンデとして仕方ないことなので、言葉が不完全だとしても一人の人間として認めてあげる。

今泣いているのも子供なりに何かあるからでそれを聞いてあげて同意してあげる。

子供と接すると基本を学べるとおっしゃってました。

現在の日本では、育児に積極的に参加する男性は少なく

育児を積極的にする男性を「イクメン」という言葉もあるほどです

女性が働く上で育児はとても大きな課題となっているので

少しでも多くの男性に育児に積極的に参加してもらいたいなと思いました。

最後に理系女子にメッセージをいただきました。

「たまたま専攻した内容がどちらに近いかだけで理系文系のくくりがあるのはおかしい。

理系は文系の文章が読めるが、文系は理系の式を読めない。

だからとっつきにくいかもしれない。何かを周到に準備して計画通り遂行したり、

何かをまとめて人に伝えて論理的に考えられる理系だからこその利点活かしてほしい。

理系女子が増えて理系女子というくくりがなくなった世の中を目指してほしい。

村上先生、貴重なお話をありがとうございました。

先生のblog(こちら)に取材時の写真や先生の日々の出来事も載っているのでぜひチェックしてみてください。

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