科学者という仕事
おばんです、瑞恵どす:)
今、こんな本を読んでいるのですが・・・
科学者という仕事―独創性はどのように生まれるか (中公新書 (1843)) (2006/04) 酒井 邦嘉 商品詳細を見る |
著者である酒井先生は、東大の有名な教授です。
私は“教職者”よりも実際に社会に出て働いている人の
考え方に共感を覚えることが多いのですが、
この教授が本の中でおっしゃっていることには、
今まで取材を通して伺った話や、社会人の方と話していて感じたことが凝縮されていて、
とても共感できる部分がありました!
「研究者をめざす多くの人は『何を研究するか』が一番大切だと思うかもしれないが、
その前に『どのように研究するか』という問題意識のほうがより重要だと私は考える。
(中略)
『どのように研究するか』という考え方や方法論をしっかり身につけておけば、
どんな分野の研究でもできることになる。」
これは、以前伺った
「化学の分野を扱っていた人でもエンジニアとして採用することがある」
というお話と共通するものだと思いました!
また、この「how」から「what」に移行する段階の大部分が
理系の場合、学部から院への節目だと酒井さんは述べています。
理系のキャリアパスを生かした就職の場合、
学部卒よりも院卒のほうが有利となるのは
この「what」の部分を経験として持っているからではないかと思いました。
酒井先生にも一度お会いしてみたいです♪
ニュートンやアインシュタインなど、著名なかたの逸話も盛り込まれて
解説がされているので、とても読みやすい一冊です。
文系の方も理系の方も、一度教養として読まれてみてはいかがでしょうか^^?