人類最初の・・・
こんにちは、かおるです。
最近は毎日寒くて寒くて、家で飲む温かいお茶に癒される日々。。
今日はお茶を飲むのにも必要な、日常生活と切っても切り離せない焼き物のお話です。
小学生の時に、生活科などで焼き物を作ったという方は多いのではないでしょうか。
焼き物というのは基本的にはとてもシンプルな行程でできていて、
粘土を固めて焼けばOK。
焼き物を焼くことを焼成といいます。
このとき、焼成前の粘度の粒同士は非常に弱い力で結合していて、
ちょっとの衝撃で割れてしまいますね。
しかし、これを焼くことでこの結合が結び直され、
日常での使用に耐える強度を得ることができる、というわけ。
基本的には粘度に含まれるケイ素が溶けて固まるという単純な反応ですが、
実は、この焼き物、
人類にとって化学反応を利用した最初の生産物
なのだそうです!
確かに、石器などは化学反応を経ていませんからね。
ちなみに、先に掲載した茶碗は茶碗の中で最も格が高いとされている、
曜変天目茶碗。
世界に4つしかなく、すべて日本にあります。(うち3つは国宝)
この思わず見入ってしまう、神秘的な模様を生み出す仕組みは、まだ完全には解明されていないようです・・・
※焼成の科学に関しては、
こちらのサイトがとても詳しくて理系心をくすぐられました☆
http://igloss.web.fc2.com/index.htm
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