理系女子大生コミュニティ凛 official blog

理系女子の普段をゆる〜く紹介中。。

企業訪問 楽天株式会社

 

 

こんにちは! 

 

9期のるりこです。

化学専攻の修士1年で、コンピュータを使って、理論的に分子設計を行う創薬研究室に所属し、日々研究しています。

 

今回もフリーペーパー「Girls.Lab Vol.9」に記載予定の記事を未掲載部分も含めてお届けします!

 

今回は、7月5日に楽天株式会社の本社にて行われた企業訪問についてレポートします。

 

二子玉川ライズタワーオフィス内の楽天クリムゾンハウス」は、二子玉川駅から歩いてすぐのところにあります!

 

中に入るとエントランスロビーとなっており、

楽天の創立からの歴史が展示されていたり、

大きなモニターに会社での取り組みが映写されていたりして、

とにかくおしゃれな雰囲気に圧倒されました!

 

このエントランスロビーを通り、

通路側がすべてガラス張りの会議室にて、

2人の女性社員の方の経歴や仕事内容、

楽天での仕事と子育ての両立支援制度についてなど

様々のお話を伺いました。

 

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1人目は、エンジニアの中村さん。

院生のときは機械学習の研究を行っていて、楽天ではアプリケーションの開発に携わっているそうです。

中村さんが考える楽天の良いところは、入社直後からたくさんのチャレンジをさせてもらえるところだそうです。オープンポジション制度という社内の各事業からの求人に対して、具体的な業務内容をイメージしながら自身のキャリア開発について考えつつ、応募できる制度もよいところとして挙げていました。

 

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2人目はグローバル人事部の南部さん。

楽天での子育て支援の制度について教えていただきました。南部さん自身も出産を経験し、実際に子育てをしながら、現在もバリバリ仕事を行っています。

楽天には、女性でも活躍できる文化があると教えて頂きました。

 

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お2人のお話の後、Q&Aのお時間をいただきました!

その中の3つを紹介します。

 

Q. 就活のときに何を軸として企業研究を行いましたか?

楽天を選んだ理由は?

A. 会社の雰囲気と人が自分に合うかを軸にしました。

楽天は自由な雰囲気があり、男女平等で、グローバルなところに惹かれて志望しました。

 

Q. 公用語が英語と聞きました。元々英語を話せる人を採用することが多いのでしょうか?

A. そんなに構えることはないです。帰国子女の人も中にはいますが、入社してから頑張って学んでいる人の方が多いですよ。

 

Q. SEさんをしていて、やりがいを感じることは何ですか?

A. 楽天ではプログラムをつくるだけではなく、どんなアプリやサイトがあれば面白いだろう?という企画から携わります。自分が考えたものを形にできた時は、とても嬉しいです。

 

このQ&Aを聞き、私も会社と自身の相性がいいかを判断しながら、就活していきたいと強く感じました。

 

Q&Aの時間も終わり、たくさんのお話が聞け、参加メンバーが満足していたところ、

 

なんと、サプライズを用意してくださいました!

 

 

そのサプライズとは、

絶対に勝てない「AIじゃんけん」

さらに

結婚式場を見学できるVR「バーチャルウェディングシステム」の体験です!

 

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 「AIじゃんけん」は、その名の通り、AIの技術を生かし、人のグー、チョキ、パーの手の形を機械に学習させ、じゃんけんで出された手の形を瞬時に判断し、機械が勝つという仕組みになっているそうです!

 

参加者全員挑戦しましたが、勝てた人はやはりいませんでした。

 

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 結婚式場を見学できるVR「バーチャルウェディングシステム」は、実際に足を運ばなくてもその場でVRを使うことにより、式場の外観から内装まで360度見渡すことができます!

 

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体験してみると、建物が立体的に感じられ、

顔を上下左右に動かしても景色を見ることができ、

不思議な感覚になりました!

 

 

あっという間に楽天の企業訪問は終わってしまいましたが、

 

本社にお邪魔させていただき、

楽天で働く女性社員の方のキャリアや考えを

直接お聞きすることができたり、

 

楽天の最新技術を駆使した

「AIじゃんけん」

「バーチャルウェディングシステム」

実際に体感できたりと、

 

短い間に濃密な時間を過ごさせていただき、

貴重な体験をすることができました!

 

会社の雰囲気や制度を知り、

それぞれの学生が自身のキャリアプランについて考える

きっかけにつながったと考えています。

 

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最後にエントランスロビーにある楽天のRのマークの前で

今回の企業訪問の企画に協力してくださった社員の方々と

参加した学生で写真を撮らせていただきました!

 

この企画に協力してくださった楽天の社員の方々に

心から感謝申し上げます。

 

 

凛では、今後も企業訪問を行っていく予定です!

少しでも興味が出た方はチェックしてみてください!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

コラボ企画 アマゾンジャパン×凛

 

こんにちは

 

初めまして。9期のあゆみです!

学部生の2年で、普段は通信系と情報系の両方を広く勉強しています。

これからよろしくお願いします。

 

さて、今回は8月22日に行われたアマゾンジャパンとのコラボレーション企画について書いていこうと思います

 

本企画では、アマゾンジャパンのオフィスにお伺いして、パネルディスカッションやQ&Aを行いました。

 

会場は、アマゾンジャパン本社にある通称「恐竜ルーム」です。

会場に着いてまず気になったのは、エレベーター。エレベーターの扉は、Amazonで注文したときに届くあの段ボールのデザイン!

会場はチョークアートの壁で区切られた、大きな恐竜が顔を覗かせている可愛くユーモアが溢れたスペースでした。19階ということもあり、窓からの景色は抜群でした。

 

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まずは、会社紹介。知っているようで知らないAmazonについて詳しく教えていただきました。

地球上で最も豊富な品揃え

地球上で最もお客様を大切にする企業であること

をミッションに掲げ、創業から受け継がれているビジネスモデルを中心に、日々新しいサービスを創出しているようです。

 

では、ここで問題です!

Amazonが日本で営業を始めたのはいつでしょう?

 

正解は2000年11月です!

まだ20年も経っていないのです!

 

続いては、コンシューマー部門、オペレーション部門から二人の女性社員によるパネルディスカッションが行われました。

コンシューマー部門からは、昨年新卒入社した山さんがお話してくださいました。大学では工学系の学部を卒業し、大学院では情報工学を専攻して博士課程まで修了されたそうです。

オペレーション部門からは、入社10年以上になる鳴坂さんからお話を伺いました。大学では、管理工学を専攻され、数社でSEとして勤務した後に、Amazonに中途入社し、現在マネージャーをされています。いかに効率的にモノを届けるか、どこを拠点にするか、など将来的な戦略も立てていらっしゃるそうです。

 

お二人のご紹介のあと、質問時間をいただきました。

一部紹介していきます!

 

Q.ご自身のキャリアについて。理系バックグラウンドとどうつながっていますか?

 

A.今の仕事では長期的な計画を立てることが多いため、専攻とは異なる職種です。それでも、システムの中身を知っているという強みや、理系的な論理的指向、数字の強さや“理屈っぽさ”は活きていると思います。説得するときは、データとロジックの積み上げなので。

 

Q.社内の雰囲気はどうですか?

 

A.中途採用が多いため、多様なバックグラウンドを持つ個性豊かな社員が多いです。また、人生経験が豊富なので、初心者の苦労がわかる社員が多くお互い助け合っています。適切なレポートラインという意味での上下関係はありますが、重苦しい上下関係はないです。

 

Q.社内には外国籍の社員が多いですか?

 

A. 一般企業よりは多いかもしれませんが、特に採用枠が別ということはなく、国籍関係なく同じ基準で採用しています。

 

Q.英語は必要ですか?

 

A.新卒採用では入社時にWeb試験があります。配属先での英語力の必要度も人によって大きく異なるというのが現状ですが、少なからず昇進すれば英語力を求められる場面は多くなりますし、また、英語が使えると異動の希望を出したりするときに選択肢が多くなるので、あまり恐がらず、英語力を磨いてほしいと思っています。

 

Q.学部卒と院卒で差を感じることはありますか?

 

A.年齢を重ねているという意味で、人としての成熟度の差を感じることはありますが、技術や知識面ではそれほど感じないですね。

 

Q.お仕事をしていて楽しいと思うのは、どんなときですか?

 

A.鳴坂さん:お客様のことを想像しながら、「どうしたら喜んでもらえるか?」を考えて、考えて、考え抜くのが楽しいです。自分も1ユーザーでもあるので、そうして考え抜いたサービスが実現して、“お客様”として素晴らしい体験をするとき、本当にやりがいを感じます

  山さん:大学時代より、扱うデータの規模が桁違いに多いのでやりがいを感じます。

 

Q.鳴坂さんはマネージャーという人を動かす立場におられると思います。チームの仲間に同じ目的意識を持ってもらうにはどうしたらいいでしょうか?

 

A.なぜその目的を達成するのか、その動機と根拠をしっかり伝えることが大事だと思います。

 

 

 

他にもたくさんの質問に答えていただきました。

2時間という短い間でしたが、とても濃密な時間を過ごさせていただきました。

そして最後に、

 

まずは、やってみる。一歩踏み出すことを恐れない

 

という言葉を頂きました。

 

それは、時代の先端で新しいサービスを提供しつづけるAmazonで働く方だからこそ感じることだと思います。これから私たちは、就職活動、普段の生活、たくさんの場面で人生の選択を迫られる場面が出てくると思いますが、そんな中、妥協するのではなく、本当にやりたいことをどんどん挑戦していこうと思いました。

 

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今後とも凛では様々な企業を取材させていただく予定です。是非チェックしてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

企業取材 面白法人カヤック

 

こんにちは!

 

初投稿の9期のかなこです。

 

今回も11月発行予定のGirls.Lab Vol.9に掲載予定の記事の先行公開です!!

 

9月8日に企業取材させていただいた面白法人カヤックについて未掲載部分も含めてお届けします☆

 

 

今回は、エンジニアのお二方にインタビューさせていただきました。
インタビューに応じていただいたのは、
映像学部出身の奥村さん
芸術学部出身の荻原さん

最先端で活躍されている女性エンジニアのお二方です。

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この仕事を選んだ理由は何ですか?
奥村さん
元々アニメ好きで、ピンポンや初音ミクなどのVRをやっていたから。
好きなものがきっかけになりました。
荻原さん
学生時代に“すごい天秤”を見て興味を持ちました。
自分で作ったもので人が喜ぶ仕事がしたいと思ったから。

大学時代の専攻との関わりはありますか?
奥村さん
映像学部でのグループワークの経験が今、活かされています。

仕事でのスキル面は大学時代に学んだものですか?
奥村さん
CG系の授業での予備知識などは役に立ちましたが、プログラミングの言語などは会社に入ってから勉強しました。わからないことは独学で、とりあえずやってみたりするなどして自分から学んでいます。また、会社で勉強会もあります。

仕事のやりがいは何ですか?
奥村さん
反応があった時、ツイッターや社長に褒められた時やロジックを解決した時など、謎解きの感覚で解決した時の喜びが大きいです。知らないことで苦になるより、できるようになったことの喜びや、Webが公開された時の喜びがあります。
荻原さん
展示でのファンの反応など、現場での反応が生で見ることができるので嬉しいです。動かなかったものを解決した時や、最先端の技術を自分のものにできた時の達成感は大きいです。

個人プレーが多い仕事ですか?
先輩もいますし、勉強会や、大きな案件は共同で作業し合わせるので、チームプレーもあります。

これからの仕事でかなえたい夢や目標は何ですか?
奥村さん
見た人がワクワクしたり、楽しんでいただけるものを作り続けたいです。
荻原さん
今の楽しさがピークにならないように、今後が常に楽しめるようにしていきたいです。

大学時代に熱中していたことはありますか?
奥村さん
アニメやマンガ好きでした。大学では映画を見たり、VRのコンテンツを見ていました。
荻原さん
光るスピーカーの作製していました。好きなことがつながることがあり、会社での発表があり、仕事につながることがあります。

大学在学中に、しておいてよかったことは何ですか?
奥村さん
いろんなタイプの人と関わること。アカデミーの特権を生かすこと。高いものでも手を出せる、長期間で遊ぶこと。
荻原さん
遊びまくってよかったです。2000年代のアーケードゲームにはまっており、そこから生まれるアイディアが活かされることもあります。ゲームを求めての旅行では、日帰りで北海道に行き、古いゲームめぐりをしました。

どのような方法で採用されましたか?
奥村さん
一社だけの合同説明会でいきなり最終面接でした。そこからインターン、一発で社長までという流れでした。
荻原さん
研究室にきた方に会社見学を申しこみ、その後バーベキューに行くことになり、そこで、インターンをすることが決まり、面接という流れでした。

全員人事制度で、人が一緒にやりたいと思った人にかけたりするので、それぞれの採用です。新卒だとさらに特殊な採用が多いです。
普通の採用は逆に少なく、採用というよりスカウトです。タイプが違って個性的な人が集まります。

理系女子の強みは何だと思いますか?
奥村さん
プログラミング力のある強みやロジカルな思考がエンジニアリングは必須なので強みになると思います。数式を見て想像できることが強く、企画系に向いていると思います。また、女子はコミュニケーション能力が高いと思います。苦労というよりは活かされることが多いですが、肩身は狭いときもあります。
荻原さん
CGを使うときに計算などに苦手意識がなく、プログラミングの基礎があると成長や伸びが多いです。また、10人に1人ぐらいと女子は少ないので貴重な存在です。
前までは1人だったこともありますが、年々増加しつつあります。
華やかにもなり、男性ばっかりだとトゲトゲしてしまうこともありますが、女子がいると士気が上がります。
さらに、バレンタインなどにチョコで盛り上がったりもしました。

最後に、理系女子大生にメッセージをお願いします。
奥村さん
理系女子の強みを生かせる場所では活躍でき、めちゃくちゃ強みになります。
カヤックでも活躍できるので、気軽に来てください。
荻原さん
専門的なスキルを習得しやすい環境にいると思うので十分に活かしてください。学生の強みをとことん活かして、オンリーワンの強みを伸ばしてください。
関係ないと思うことでも、役に立つことが多いので何事にもチャレンジしてください。人にないことを自分はできるという強みを持つことが大切です。

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         最後に会社の受付でパシャリ📷

 

お二方とも好きなことが仕事につながり、楽しんで仕事をしていることが印象的でした。
好きなことだからこそ残業ではなく、やりたくて残って取り組んでいるということや、より良いものを作り上げていきたいという姿勢で働いているとおっしゃっており、私もやりたいことを仕事にし、誇りをもって働けるようになりたいと感じました。 

 

  

家族留学体験(フリーペーパーVol.9掲載予定記事)

 

こんにちは!

8期のカジです。

先日、浅草の寄席に行ったのですが、夏休みの特別公演ということもあって会場は満席。

子供連れのお客さんもいて、大賑わいでした。

家族で笑いあえるって、最高の贅沢ですよね。

 

今日は、そんな家族に関するインタビューをお届けします(^^)/

 

凛では、これまで様々な理系出身女性のご協力を頂いて、ロールモデルを提案してきました。しかし、子育て中のママさんにキャリアと子育てという観点からインタビューする機会は実は少なかったのです。

そこで今回は、家族留学事業を行うmanma様のご協力のもと、理系出身ママさんのご家庭にお邪魔しました。

manma様は、

“家族をひろげ、一人一人を幸せに”をコンセプトに活動している会社です。プレママ・プレパパ世代の若者が子育て家庭に一日留学し、先輩ママさん&パパさんとの交流・育児体験を通して、自身のキャリアプランと向き合う機会を提供しています。

 

お邪魔したのは、豊田様ご一家

理系出身の奥様と旦那様、3人のお子様の5人家族です。

「理系女子が家庭を持つってどういうことだろう?」

「仕事と子育ての両立は可能?」

理系女子の疑問にお答え頂きました。

 

f:id:rin-girls:20171011202016j:plain(ご家族の集合写真。一番下のお子様はまだ赤ちゃんで、体調不良のため入院中。次回お会いできるのを楽しみにしております!)

 

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〇はじめに

大学の専攻は何でしたか?

 東京薬科大学生命科学部環境生命科学科を卒業しました。生物系の学部で、4年次はラットの肺細胞を用いて環境ホルモンの遺伝子レベルの影 響を研究していました。

 

大学卒業後の進路を教えてください。

 学部卒業後、新卒で医療系出版社に入社しました。文系理系関係なく、学んだことが生かせる仕事という視点で就職しました。

 妊娠・出産で育休切りにあったりして現在3社目、勤続8年目です。薬剤師向けの月刊誌とウェブサイトの編集の、編集長を務めています。

 

就職活動では、結婚や出産などを意識していましたか?

 全く。(笑)私が、会社で初めて育休をとりました。ところが、育休に入る一週間くらい前に、戻るところがほぼないと通告されて。実質育休切りでした。無職よりは育休の方が良いと思って、それでも育休を取りました。

 

就職先は、制度が整っている会社を選んだ方がいいのでしょうか?

 今、制度が整っていないところでも、会社にとって自分が価値のある人間なら、制度を整えてもらえる可能性もあります。そこまでネガティブに考えなくても大丈夫だと思います。

 

〇結婚について

いくつのときに結婚、出産しましたか?

 26歳のときに結婚しました。出産は28歳、31歳、35歳です。

 

旦那さんとはどこで出会いましたか?

 社会人になってから参加したフジロックのサークルです。

 

旦那さんも理系ですか?

 文系です。文学部社会学科だったかな?

 

理系女子は婚期が遅いイメージがあります。実際そう感じたことはありますか?

 私の周りはそんなに遅くないです。26歳、28歳、30歳でブームが来て、今ぱっと思い浮かぶ大学時代の友人はだいだいその頃に結婚しました。

 

〇お仕事について

復帰はされていますか?それは以前と同じお仕事ですか?

 一人目は復帰が叶わなかったので、転職しましたが、2人目、3人目は同じ会社の同じ部署に復帰しています。仕事内容も変わりません。

 

仕事と子育ての両立は大変ですか?

 大変です。でも仕事も子育ても楽しいです。毎日怒濤のように過ぎていくけれど、こどもの笑顔は何にも変えられません。

 

ママになって、今の仕事でよかったと思うこと、苦労したことを教えてください。

 良かったと思うことは、編集の仕事は家に持って帰ることもできるので、子供の急な病気で休んでも、ある程度家でこなせることです。

 苦労したことは、子供が小さいとき(0~3歳くらいまで)は病気で登園できないときの対処です。お互いに両親が遠いので、病児保育やベビーシッターを確保するのが大変でした。

 現在も苦労していることは、仕事を家に持って帰れるからこそ、家で仕事をしてしまうことです。子供が遊んで欲しいと言っているのに、仕事をしなければいけなくてイライラしてしまいます。夜や土日に取材が入ったときに、子供に申し訳なくて後ろめたいのもつらいです。気の持ちようだし、子供は気にしていないようなのですが。

 

ママになっても仕事を続けたいと思ったのはなぜですか?

 2つあります。

 1つ目は、仕事をしていないと精神的にバランスが取れないことに気がついたからです。

 一人目の育休中、会社に復帰できないことがわかったことをきっかけに育児ノイローゼになりました。引っ越し先で知り合いもママ友もいなくて、孤独に子育てしていたことも大きな原因なんですが。顕著にまずいと思ったのが、子供が生まれる前は全く躊躇せずに買っていた大好なちょっとリッチなパンを買うときに、「私って稼いでもいないのにこのパン買っていいんだろうか…」とパンの前で立ち尽くしたことです。血の気が引いていく感じがしました。やっぱり自分で稼がないとダメだ、精神衛生上良くない、と心底思いました。

 2つ目は、復帰してから仕事が好きだということに気がついたからです。

 土日に子供と遊んで、月曜日に出社すると、「あー!仕事って楽しい!!」とすごく思います。子供が生まれる前はみじんも思いませんでしたけど。

ママとしてではなく、私個人として認めてくれて、必要としてくれる場所があることがとても大事だと感じています。

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(インタビューの様子)

 

〇子育てについて

学童保育やベビーシッターなどは利用されていますか?

 学童保育、病児保育、家事援助、家計が許す範囲で最大限活用しています。

両親共に遠いので、使えるサービスは何でも使うつもりで使っています。

自分がやっても他人がやっても変わらない家事は積極的にアウトソースしています。

 

共働きでいらっしゃいますが、家事や子育ての分担はどうしていますか?

 夫は、転勤のない地域限定の職についてくれています。料理は夫、片付けは私、といったように家事も分担していますね。二人とも正社員なので、何かあった時は毎回二人で相談して決めています。3人目の育休は私と夫で半年ずつ取りました。

 

社会に出てから、理系・文系の差を感じることはありますか?

 それほどないですね。会社にも、ママ友にも色々な人がいるし、理系・文系の枠でひとくくりにはできない気がします。大学時代の専攻が役に立つなと感じるのは、算数や理科の宿題に楽しく取り組めるくらいでしょうか。

 

子育てをする上で、理系でよかった!と思ったこと、理系で嫌だなと思ったエピソードなどあれば教えてください

 あまりないなーと思って考えていましたが、ありました!

小学校の夏休みの宿題に「調べる学習」というのがあって、自分で疑問を持ち、その疑問を図書館などで調べてまとめるんですが、これに卒業研究の論文作成の知識と経験が役立ちました。夫に「俺じゃできなかったよ」と言われて嬉しかった覚えがあります。

嫌だな、と思ったエピソードは…、手洗いに厳しくなることでしょうか。コンタミとか、食肉の微生物が見える気がして、手洗いする回数が夫よりも多い気がします。

 

〇さいごに

様々なキャリアデザインがあると思いますが、結婚や家庭を持つことを夢見るリケジョは多いと思います。アドバイスやエールをお願いします!

 仕事も子供も、どちらも大事にしたい、ある意味当然だと思うけれど、今の世の中だと欲張りなこの願いを叶えるには、なんでも話せて相談できる、お互いを尊重できるパートナーを見つけることが大事かなと思います。

そんなの難しい!って思うかもしれないけれど、目を光らせて信頼できる方を見つけてください。彼氏・彼女で来てくれた家族留学生の彼女の方から、参加して彼の違う一面が発見できて、将来の相談もできるようになって良かったと後日メールをもらいました。結婚する前に富士山に登って信頼に足る人か判断した友人がいましたが、家族留学もありだと思います。

 

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みなさん、インタビューはどうでしたか?

 

私は、家族留学をするまで、理系・文系でキャリアデザインや子育てに大きな差があるように錯覚していました。

ところが、実際に豊田さんのご家庭にお邪魔してお話しを聞いたり、一緒にお子さんと遊んだりするうちに、理系も文系も関係なくママはママなんだな、と思うようになりました。

家族に必要なものは、シンプルに協力することなんじゃないかなぁ。

そんな風に感じた家族留学でした。

 

ご協力頂いた、豊田家の皆さん。そして、先輩理系ママをご紹介頂いたmanmaの皆さん。

本当にありがとうございました!

 

 

 

柳澤優香さん ロールモデル インタビュー(フリーペーパーVol.9掲載予定記事)

こんにちは!

8期のななです。

今回も11月発行予定のGirls.Lab Vol.9に掲載予定の記事の先行公開です!

一部ブログのみの掲載となっておりますので是非最後までご覧になってください。

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