理系女子大生コミュニティ凛 official blog

理系女子の普段をゆる〜く紹介中。。

企業取材 面白法人カヤック

 

こんにちは!

 

初投稿の9期のかなこです。

 

今回も11月発行予定のGirls.Lab Vol.9に掲載予定の記事の先行公開です!!

 

9月8日に企業取材させていただいた面白法人カヤックについて未掲載部分も含めてお届けします☆

 

 

今回は、エンジニアのお二方にインタビューさせていただきました。
インタビューに応じていただいたのは、
映像学部出身の奥村さん
芸術学部出身の荻原さん

最先端で活躍されている女性エンジニアのお二方です。

       f:id:rin-girls:20171016144918j:plain


この仕事を選んだ理由は何ですか?
奥村さん
元々アニメ好きで、ピンポンや初音ミクなどのVRをやっていたから。
好きなものがきっかけになりました。
荻原さん
学生時代に“すごい天秤”を見て興味を持ちました。
自分で作ったもので人が喜ぶ仕事がしたいと思ったから。

大学時代の専攻との関わりはありますか?
奥村さん
映像学部でのグループワークの経験が今、活かされています。

仕事でのスキル面は大学時代に学んだものですか?
奥村さん
CG系の授業での予備知識などは役に立ちましたが、プログラミングの言語などは会社に入ってから勉強しました。わからないことは独学で、とりあえずやってみたりするなどして自分から学んでいます。また、会社で勉強会もあります。

仕事のやりがいは何ですか?
奥村さん
反応があった時、ツイッターや社長に褒められた時やロジックを解決した時など、謎解きの感覚で解決した時の喜びが大きいです。知らないことで苦になるより、できるようになったことの喜びや、Webが公開された時の喜びがあります。
荻原さん
展示でのファンの反応など、現場での反応が生で見ることができるので嬉しいです。動かなかったものを解決した時や、最先端の技術を自分のものにできた時の達成感は大きいです。

個人プレーが多い仕事ですか?
先輩もいますし、勉強会や、大きな案件は共同で作業し合わせるので、チームプレーもあります。

これからの仕事でかなえたい夢や目標は何ですか?
奥村さん
見た人がワクワクしたり、楽しんでいただけるものを作り続けたいです。
荻原さん
今の楽しさがピークにならないように、今後が常に楽しめるようにしていきたいです。

大学時代に熱中していたことはありますか?
奥村さん
アニメやマンガ好きでした。大学では映画を見たり、VRのコンテンツを見ていました。
荻原さん
光るスピーカーの作製していました。好きなことがつながることがあり、会社での発表があり、仕事につながることがあります。

大学在学中に、しておいてよかったことは何ですか?
奥村さん
いろんなタイプの人と関わること。アカデミーの特権を生かすこと。高いものでも手を出せる、長期間で遊ぶこと。
荻原さん
遊びまくってよかったです。2000年代のアーケードゲームにはまっており、そこから生まれるアイディアが活かされることもあります。ゲームを求めての旅行では、日帰りで北海道に行き、古いゲームめぐりをしました。

どのような方法で採用されましたか?
奥村さん
一社だけの合同説明会でいきなり最終面接でした。そこからインターン、一発で社長までという流れでした。
荻原さん
研究室にきた方に会社見学を申しこみ、その後バーベキューに行くことになり、そこで、インターンをすることが決まり、面接という流れでした。

全員人事制度で、人が一緒にやりたいと思った人にかけたりするので、それぞれの採用です。新卒だとさらに特殊な採用が多いです。
普通の採用は逆に少なく、採用というよりスカウトです。タイプが違って個性的な人が集まります。

理系女子の強みは何だと思いますか?
奥村さん
プログラミング力のある強みやロジカルな思考がエンジニアリングは必須なので強みになると思います。数式を見て想像できることが強く、企画系に向いていると思います。また、女子はコミュニケーション能力が高いと思います。苦労というよりは活かされることが多いですが、肩身は狭いときもあります。
荻原さん
CGを使うときに計算などに苦手意識がなく、プログラミングの基礎があると成長や伸びが多いです。また、10人に1人ぐらいと女子は少ないので貴重な存在です。
前までは1人だったこともありますが、年々増加しつつあります。
華やかにもなり、男性ばっかりだとトゲトゲしてしまうこともありますが、女子がいると士気が上がります。
さらに、バレンタインなどにチョコで盛り上がったりもしました。

最後に、理系女子大生にメッセージをお願いします。
奥村さん
理系女子の強みを生かせる場所では活躍でき、めちゃくちゃ強みになります。
カヤックでも活躍できるので、気軽に来てください。
荻原さん
専門的なスキルを習得しやすい環境にいると思うので十分に活かしてください。学生の強みをとことん活かして、オンリーワンの強みを伸ばしてください。
関係ないと思うことでも、役に立つことが多いので何事にもチャレンジしてください。人にないことを自分はできるという強みを持つことが大切です。

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         最後に会社の受付でパシャリ📷

 

お二方とも好きなことが仕事につながり、楽しんで仕事をしていることが印象的でした。
好きなことだからこそ残業ではなく、やりたくて残って取り組んでいるということや、より良いものを作り上げていきたいという姿勢で働いているとおっしゃっており、私もやりたいことを仕事にし、誇りをもって働けるようになりたいと感じました。 

 

  

家族留学体験(フリーペーパーVol.9掲載予定記事)

 

こんにちは!

8期のカジです。

先日、浅草の寄席に行ったのですが、夏休みの特別公演ということもあって会場は満席。

子供連れのお客さんもいて、大賑わいでした。

家族で笑いあえるって、最高の贅沢ですよね。

 

今日は、そんな家族に関するインタビューをお届けします(^^)/

 

凛では、これまで様々な理系出身女性のご協力を頂いて、ロールモデルを提案してきました。しかし、子育て中のママさんにキャリアと子育てという観点からインタビューする機会は実は少なかったのです。

そこで今回は、家族留学事業を行うmanma様のご協力のもと、理系出身ママさんのご家庭にお邪魔しました。

manma様は、

“家族をひろげ、一人一人を幸せに”をコンセプトに活動している会社です。プレママ・プレパパ世代の若者が子育て家庭に一日留学し、先輩ママさん&パパさんとの交流・育児体験を通して、自身のキャリアプランと向き合う機会を提供しています。

 

お邪魔したのは、豊田様ご一家

理系出身の奥様と旦那様、3人のお子様の5人家族です。

「理系女子が家庭を持つってどういうことだろう?」

「仕事と子育ての両立は可能?」

理系女子の疑問にお答え頂きました。

 

f:id:rin-girls:20171011202016j:plain(ご家族の集合写真。一番下のお子様はまだ赤ちゃんで、体調不良のため入院中。次回お会いできるのを楽しみにしております!)

 

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〇はじめに

大学の専攻は何でしたか?

 東京薬科大学生命科学部環境生命科学科を卒業しました。生物系の学部で、4年次はラットの肺細胞を用いて環境ホルモンの遺伝子レベルの影 響を研究していました。

 

大学卒業後の進路を教えてください。

 学部卒業後、新卒で医療系出版社に入社しました。文系理系関係なく、学んだことが生かせる仕事という視点で就職しました。

 妊娠・出産で育休切りにあったりして現在3社目、勤続8年目です。薬剤師向けの月刊誌とウェブサイトの編集の、編集長を務めています。

 

就職活動では、結婚や出産などを意識していましたか?

 全く。(笑)私が、会社で初めて育休をとりました。ところが、育休に入る一週間くらい前に、戻るところがほぼないと通告されて。実質育休切りでした。無職よりは育休の方が良いと思って、それでも育休を取りました。

 

就職先は、制度が整っている会社を選んだ方がいいのでしょうか?

 今、制度が整っていないところでも、会社にとって自分が価値のある人間なら、制度を整えてもらえる可能性もあります。そこまでネガティブに考えなくても大丈夫だと思います。

 

〇結婚について

いくつのときに結婚、出産しましたか?

 26歳のときに結婚しました。出産は28歳、31歳、35歳です。

 

旦那さんとはどこで出会いましたか?

 社会人になってから参加したフジロックのサークルです。

 

旦那さんも理系ですか?

 文系です。文学部社会学科だったかな?

 

理系女子は婚期が遅いイメージがあります。実際そう感じたことはありますか?

 私の周りはそんなに遅くないです。26歳、28歳、30歳でブームが来て、今ぱっと思い浮かぶ大学時代の友人はだいだいその頃に結婚しました。

 

〇お仕事について

復帰はされていますか?それは以前と同じお仕事ですか?

 一人目は復帰が叶わなかったので、転職しましたが、2人目、3人目は同じ会社の同じ部署に復帰しています。仕事内容も変わりません。

 

仕事と子育ての両立は大変ですか?

 大変です。でも仕事も子育ても楽しいです。毎日怒濤のように過ぎていくけれど、こどもの笑顔は何にも変えられません。

 

ママになって、今の仕事でよかったと思うこと、苦労したことを教えてください。

 良かったと思うことは、編集の仕事は家に持って帰ることもできるので、子供の急な病気で休んでも、ある程度家でこなせることです。

 苦労したことは、子供が小さいとき(0~3歳くらいまで)は病気で登園できないときの対処です。お互いに両親が遠いので、病児保育やベビーシッターを確保するのが大変でした。

 現在も苦労していることは、仕事を家に持って帰れるからこそ、家で仕事をしてしまうことです。子供が遊んで欲しいと言っているのに、仕事をしなければいけなくてイライラしてしまいます。夜や土日に取材が入ったときに、子供に申し訳なくて後ろめたいのもつらいです。気の持ちようだし、子供は気にしていないようなのですが。

 

ママになっても仕事を続けたいと思ったのはなぜですか?

 2つあります。

 1つ目は、仕事をしていないと精神的にバランスが取れないことに気がついたからです。

 一人目の育休中、会社に復帰できないことがわかったことをきっかけに育児ノイローゼになりました。引っ越し先で知り合いもママ友もいなくて、孤独に子育てしていたことも大きな原因なんですが。顕著にまずいと思ったのが、子供が生まれる前は全く躊躇せずに買っていた大好なちょっとリッチなパンを買うときに、「私って稼いでもいないのにこのパン買っていいんだろうか…」とパンの前で立ち尽くしたことです。血の気が引いていく感じがしました。やっぱり自分で稼がないとダメだ、精神衛生上良くない、と心底思いました。

 2つ目は、復帰してから仕事が好きだということに気がついたからです。

 土日に子供と遊んで、月曜日に出社すると、「あー!仕事って楽しい!!」とすごく思います。子供が生まれる前はみじんも思いませんでしたけど。

ママとしてではなく、私個人として認めてくれて、必要としてくれる場所があることがとても大事だと感じています。

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(インタビューの様子)

 

〇子育てについて

学童保育やベビーシッターなどは利用されていますか?

 学童保育、病児保育、家事援助、家計が許す範囲で最大限活用しています。

両親共に遠いので、使えるサービスは何でも使うつもりで使っています。

自分がやっても他人がやっても変わらない家事は積極的にアウトソースしています。

 

共働きでいらっしゃいますが、家事や子育ての分担はどうしていますか?

 夫は、転勤のない地域限定の職についてくれています。料理は夫、片付けは私、といったように家事も分担していますね。二人とも正社員なので、何かあった時は毎回二人で相談して決めています。3人目の育休は私と夫で半年ずつ取りました。

 

社会に出てから、理系・文系の差を感じることはありますか?

 それほどないですね。会社にも、ママ友にも色々な人がいるし、理系・文系の枠でひとくくりにはできない気がします。大学時代の専攻が役に立つなと感じるのは、算数や理科の宿題に楽しく取り組めるくらいでしょうか。

 

子育てをする上で、理系でよかった!と思ったこと、理系で嫌だなと思ったエピソードなどあれば教えてください

 あまりないなーと思って考えていましたが、ありました!

小学校の夏休みの宿題に「調べる学習」というのがあって、自分で疑問を持ち、その疑問を図書館などで調べてまとめるんですが、これに卒業研究の論文作成の知識と経験が役立ちました。夫に「俺じゃできなかったよ」と言われて嬉しかった覚えがあります。

嫌だな、と思ったエピソードは…、手洗いに厳しくなることでしょうか。コンタミとか、食肉の微生物が見える気がして、手洗いする回数が夫よりも多い気がします。

 

〇さいごに

様々なキャリアデザインがあると思いますが、結婚や家庭を持つことを夢見るリケジョは多いと思います。アドバイスやエールをお願いします!

 仕事も子供も、どちらも大事にしたい、ある意味当然だと思うけれど、今の世の中だと欲張りなこの願いを叶えるには、なんでも話せて相談できる、お互いを尊重できるパートナーを見つけることが大事かなと思います。

そんなの難しい!って思うかもしれないけれど、目を光らせて信頼できる方を見つけてください。彼氏・彼女で来てくれた家族留学生の彼女の方から、参加して彼の違う一面が発見できて、将来の相談もできるようになって良かったと後日メールをもらいました。結婚する前に富士山に登って信頼に足る人か判断した友人がいましたが、家族留学もありだと思います。

 

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みなさん、インタビューはどうでしたか?

 

私は、家族留学をするまで、理系・文系でキャリアデザインや子育てに大きな差があるように錯覚していました。

ところが、実際に豊田さんのご家庭にお邪魔してお話しを聞いたり、一緒にお子さんと遊んだりするうちに、理系も文系も関係なくママはママなんだな、と思うようになりました。

家族に必要なものは、シンプルに協力することなんじゃないかなぁ。

そんな風に感じた家族留学でした。

 

ご協力頂いた、豊田家の皆さん。そして、先輩理系ママをご紹介頂いたmanmaの皆さん。

本当にありがとうございました!

 

 

 

荏原製作所☆女性社員さんにインタビュー!!☆フリーペーパーVOL9未掲載

みなさん、こんにちは!

8期の菊ちゃんです

大変お久しぶりの投稿になってしまいました…(>_<)

 

と、いうのも現在、11月の中旬ごろ発刊予定のフリーペーパー「GIrls.Lab VOL9」の

製作中でございます!!

 

そして本日からフリーペーパーに載せきれなかったインタビュー、イベント詳細などなどをこのブログで

 

先行公開!!!

 

しちゃいます☆

 

もちろん!フリーペーパーでしか見られないコンテンツもあります!!

 

荏原製作所熊本工場の工場レポートはフリーペーパーのみの限定ページとさせていただきますので、このインタビューを読んでフリーペーパーに興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、近日ブログで紹介いたします「Girls.Lab VOL9」申し込みページからお申し込みください💜

 

 

それでは未掲載インタビューです!!どうぞ!!

 

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8月7日凛メンバーで「荏原製作所・熊本工場」にお邪魔してきました。

荏原製作所の精密・電子事業では半導体を作るための技術CMPの装置を作っています。この装置、日本では荏原製作所がダントツのシェアを誇っているんです…!!

 

クリーンルームと呼ばれる精密機器を扱う現場にも当日は入れてもらいました!詳しくはフリーペーパーvol9をご覧ください。

 

 

本日はそのフリーペーパーに載せきれなかった2名の女性社員さんへのインタビューを掲載いたします!!

学生時代のことからお仕事、さらにはプライベートまでお聞きしました!

早速ご覧ください!!

 

 

インタビューをさせて頂いたのは次のお二人です!!

 

境さん:熊本工場勤務

高専卒。高専では生物、化学系をメインに勉強していました。

論文内容は嫌気性排水処理について。

一度、別のお仕事に就職された後、地元九州での採用募集をしていた荏原製作所へ。今は生産システム総括部にて生産革新活動、すなわち現場(工場)をより働きやすい環境にすべく奮闘中。

Mゼロネクスト活動(ムダ、ムラ、ムリをなくす)に力を入れています!

 

大和田さん:藤沢工場勤務

学部卒。大学では機械工学を専攻していました。

高校時代は物理が好きで理系の道に。後に「ものづくり」に携わりたいと思い、工学部、そして荏原製作所へ。現在はCMPの要である、研磨部分のヘッドをより良い性能にすべく設計開発をしています。

 

 

まず最初に理系を選んだキッカケを教えてください!

 

境さん

元々、数学や理科が好きだったのが大きいですね。

小さい頃は男の子と一緒に遊ぶくらい活発だったので、理系を選ぶ女の子が周りに少なくても、あまり抵抗はなかったかもしれません。

 

大和田さん

小さい時から科学に興味があり、世の中の現象を数式や理論的に示せることが面白いと思っていました。高校に入ってから特に物理の面白さや奥深さを知り、

文理選択のときに物理が学べる理系のコースに進みました。

 

 

荏原製作所に就職しよう!

と思ったキメテを教えてください!

 

境さん

まず地元で募集があったことが一つの理由です!

また荏原製作所熊本工場が出来て5年ほどしか経っていなかったため、新しい環境で同世代の若い人達と一緒に仕事が出来るとも思いました。

 

大和田さん

「ものづくりがしたい」という気持ちと共に就職活動をしている時、荏原製作所を見つけました。技術で社会を支えていることに共感し、半導体に興味があったこともあってココだ!と思いました。

 

 

学生の頃の学びと現在のお仕事の繋がり、お仕事の内容について聞かせてください!

 

境さん

化学系だったこともあり、CMPの中で使用される薬品の知識等については知っていることもありますが、基本的には繋がっている所はほとんどないので、学びながら働いていますよ。

今は生産革新活動、より働きやすい現場作りをする仕事をしています。

その中で三現主義というものを大切にしています。これは現地、現物、現実の事を指すのですが、やっぱり現場へ足を運んで現場の声を聞かないとダメですよね。

 

大和田さん

私も直接的な繋がりは少ないと思います。自分は機械工学科出身なので、入社した時点で基本的な機械製図等の知識に関してはありました。でも材料や薬品、電気などの知識も仕事をする上で必要になってくるので、やっぱり働きながら学ぶことが大切かなって思います!

今の仕事はCMPの中にある、ウエハーを研磨する部分である「ヘッド」の開発(特に設計)をしています。コンピュータでのシミュレーションも行いながら設計をするのですが、たくさんの要因が絡んでいるために実際に動かして試験を繰り返すことが大事になってきます。

 

 

地方勤務をすることについて抵抗はありましたか。

 

大和田さん

やはり全く知らない土地で働くことには抵抗がありました。私はほぼ関東を出たことがないため(笑)関東圏に勤務先がある企業を希望して就職活動をしていました。

ただ、どうしても大きく設備の整った工場ほど都心にはないので、もし自分がやりたいことがあるのならば思い切っていくことも大切かもしれませんね。

 

 

男性の多い職場の環境でよかった、もしくは困ったエピソードがあれば教えてください。

 

境さん

重いものなどは男性社員が持ってくれます。皆優しくしてくれますよ。生産現場の効率を上げるために、女性社員がいる現場では女性に優しい作業環境づくりに心掛け、男性社員も一緒になって考えてくれています。

それから、男性社員と同じペースで過ごしていたらご飯を食べるのが早くなりました(笑)。

 

大和田さん

自分が入った部署には最初女性が全くいなかったこともあり、藤沢工場では、手袋やクリーンウェア、靴など女性用のサイズのものが揃っていなかったですね。でもすぐ揃えてもらいましたよ。

 

私はヘッドの開発をしているのですが、ヘッドは結構重いんですね。持ち上げながらネジで止めないといけないのは結構力がいるので大変です。

ただ「持ち上げるの重いなぁ…私でも作業できるように何か工夫できないかなぁ…。」という風に、苦労も新しい課題に繋がる材料になることはいいことだと思います。

 

 

仕事のやりがいを教えてください。

 

境さん

今、生産革新活動をしているのですが、動作の無駄や時間の研究を数値化します。そうすると現場の人も納得してくれます。どうしても「こうしたほうがいい!」と口で言うだけでは中々受け入れてもらえないのでデータを見てもらうことは大切です。

改善した後で実際に効果が出ると頑張ってよかったと思えます。

 

大和田さん

私は入って2年目なので関わっている案件が少ないので、まだまだこれからだと思います。

ただCMP装置が半導体という最先端技術の一端を担っていると思うと、開発のモチベーションになっています。

新しいものを開発するために、試験や設計変更を繰り返し試行錯誤して、その結果いいデータが出た時は嬉しいですね。

 

 

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熊本工場の食堂にて☆綺麗です!!



 

 

週末の過ごし方や趣味を教えてください。

 

境さん

週末は甥っ子と姪っ子と遊ぶのが楽しいですね!買い物にも行きます。

趣味は写真を撮ること。景色を撮ったり、甥っ子、姪っ子を撮ったりしています(笑)。

 

大和田さん

時間がある時はよく料理をします。休日には以前に行ったカフェで「この料理作れそう!」と思ったものを再現してみたり…平日はなかなか手の凝ったものは作れないので、週末にちょっと豪華な料理を作ります。

 

 

学生時代に熱中していたこと、やっていてよかったなぁということはありますか?

 

境さん

そうですね…男子バレーボール部のマネージャーをやっていたり、写真部に入っていたりしていました。 後はスッポンをクラスで育てたり…(笑)

やっぱり卒業研究は一生懸命になって頑張りましたね。

 

大和田さん

大学時代には部活でテナーサックスを吹いていました。

実はサックスは初心者で入ったので、吹けるまで結構大変でした。練習も頑張っていましたよ。

それからエンジンを作る授業があったのですが、私の中では一番頑張ったなぁと思います!通学に片道約2時間かかっていて…さらに他の授業や実験があり、時間の制約が厳しい中でイチからエンジンを作ったことはやりがいを感じました。

やっておいてよかったなぁと感じるのは海外の語学研修。短期語学研修という形でタイに行きました。荏原には同期の社員さんに日本国籍以外の人も多いので自分がマイノリティーになった経験を学生時代にできたことはよかったと感じています。

 

 

理系女子の強みとはなんだと思いますか?

 

境さん

学生時代に男性が多い環境で授業を受けたり、チームで何かしたりという経験があると思います。その経験は将来女性の少ない職場に就職することになっても必ず活きてくると思います。社会人になっても「人間関係」は避けては通れないと思うので。皆、ちょっと「男前」になるのかなって(笑)

 

大和田さん

私はあまり、自分のことを「理系女子!」と意識したことはないと思います。でも、ふと立ち止まると女性が少ない中でやってきたなぁ…と思えて、それだけで自信に繋がると思いますね。何か壁にぶつかっても、なんとか一人で超えてみよう、頑張ってみようと思えるのは将来にとってもいいことですよね。

 

 

最後に理系の女の子へメッセージをお願いします!

 

境さん

仕事をしている中で思うのは、誰にも負けない何かを1つ持つこと!

それが自分の強みとなり自信に繋がります。どんな環境においても自分を助け輝かせてくれるはずです。

 

大和田さん

理系と一口に言っても、とても幅が広いですよね。自分はその中の機械畑なので、畑違いだと感じる方もいるかもしれませんが…

「がむしゃらにやっていくうちに好きになる」という感覚があると思います。最初は自分が決めた訳ではない研究にテーマだったとしても、精一杯がむしゃらにやっていくうちに最後は大好きになっている、そんな感覚です。

もし社会に出て嫌なことや壁にぶつかっても、「がむしゃらにやっていくうちに好きになる」というこの感覚を知っていれば乗り越えられると思うんです。

ぜひ今、目の前のことを精一杯やって欲しいです。

それと男性に負けないで頑張って欲しいですね!(笑)

 

 

—番外編—

ズバリ荏原製作所のいいトコロを教えてください!

 

境さん

私は生産技術という部署で、こうすればもっと皆が働きやすいのではないか?と考える毎日なのですが、それは自分のいる部署だけが考えるのではなくて荏原グループ一丸となって生産革新に取り組んでいます。一つの目標に向かって、社員のベクトルが同じ方向に向いていることを誇らしく思います。

 

大和田さん

いい人が周りに多くて働きやすいです(笑)。夜中も残業は聞いたことがない。

育休をとって帰ってくる先輩もいるので女性にとっては働きやすいと思いますよ。社員一人一人の声も通る会社だとも思います!

 

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*凛スタッフまとめ*

 

読まれてみていかがでしたか??? 

 

地方勤務が嫌だから…、作業着を着るのが嫌だから…

そんな理由で技術職を最初から考えない理系の女の子は多いかもしれません。

しかし、凄まじいスピードで時代は変わっています。

一昔前まで現場には全く女性がいなかったのに、今は女性が働いているどころか、どうすれば働きやすくなるのか現場のシステムを考える部門に女性がいることも…

 

これから何十年も経った未来の「工場」では、もっと女性の笑顔も溢れているはずですよね。

 

 

もうすでに第一線で働いている女性の先輩はいます。

新しい技術の開発に関わりながら、自分が理系であることを生かしながら…

未来の社会貢献の他にも、新しい現場の形を一緒に作る女性の先駆者を沢山の企業が求めています!

 

せっかく理系に来たのだから、私に難しいことは無理かな…とは考えずに飛び込んでみましょう!

「働きながら勉強していく…」自分を成長させてくれる最高な環境が待っているはずです!

 

この記事でみなさんのキャリアデザインが少しでも広がれば幸いです!

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました💜

 

アマゾンジャパンとのイベント参加者募集開始‼️

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アマゾンジャパン × 理系女子大生コミュニティ凛

~すべての女子大生へ~

 

カチッとクリックすれば翌日に注文した商品が届く。

アメリカで創業し、2000年に日本に上陸したアマゾンは、今や私たちにとってとても身近なオンラインショップではないでしょうか。

 

地球上で最もお客様を大切にする企業、という企業コンセプトを掲げるアマゾン。

「一体どんな人がどんな仕事をしているのだろうか」

疑問に思ったことはありませんか?

 

今回は、アマゾンジャパンと理系女子大生コミュニティ凛のコラボレーションで、

理系をバックグラウンドに持つアマゾン女性社員にお話を伺います。

ご登壇頂くのは、

私たち女子大生・院生に歳の近い新卒入社の女性社員、

そしてなんと雑誌AERAでも紹介されている、マネージャーの「鳴坂さん」のお二人です!

 

AERA “アマゾンを動かすキーパーソンが立ち返るたった一つのビジョン”, 朝日新聞出版社, 2017年7月)

 

会場は、普段は滅多に入ることのできない、アマゾン目黒オフィス。

 

理系進学したけれど、幅広い職種に興味がある。

キャリアデザインの材料集めがしたい!

 

参加費無料、文系・理系問わず大歓迎です。

洗練されたオフィスで、先輩の生のお話を聞いてみませんか?

 

詳細はこちら!!

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【開催日時】

2017年8月22日(火) 10:00-12:00

【会場】

アマゾン目黒オフィス

JR・東急目黒線東京メトロ南北線都営地下鉄 三田線「目黒駅」より徒歩5分

(東京都目黒区下目黒1-8-1アルコタワー本館19F)

http://bit.ly/1lLwcpN

【内容】

会社説明・理系バックグラウンドの社員によるパネルディスカッション

【対象】

女子大生・院生(学年・学部不問)

※アマゾンジャパンのインターン参加者は除く

【参加費】

無料

【定員】

先着30名

【申し込みフォーム】

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdTi7LaF6wSxOmOne1duO1tOIH5HqIqFojOudxqKQEZsmH0Yg/viewform

 

 【申し込み期限】

2017年8月19日

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先着ですので、お申込みはどうぞお早めに。

皆さまのご参加を心よりお待ちしています!!